先日発売された「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」では電気を流してバッテリーを取り外すことになると、分解レポートで有名なiFixitが報告しています。
これまでのiPhoneでは、バッテリーは粘着剤により固定されていました。これを剥がすのが、修理の際の手間となっていたのです。上位モデルの「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」では、引き続きバッテリーの固定に粘着剤が使用されています。
しかし、iPhone 16/16 Plusでは、9V乾電池などの低電圧の電流を使用してバッテリーを取り外します。
具体的にはワニ口クリップを9V乾電池の取り付け、プラスクリップをバッテリーの銀色のタブに接続し、マイナスクリップをスピーカーモジュールの右下のアースネジに接続します。90秒ほど経つと接着剤が剥がれ、バッテリーをiPhoneから簡単に取り外すことができるのです。
iFixitは、iPhone 16/16 Plusは「これまでで最も修理しやすいiPhoneだ」と述べ、修理しやすさのスコアは10点満点中7点であると高く評価しているのです。
電流でバッテリーを外すという、新たな手法を導入したiPhone 16/16 Plus。この方式が全てのiPhoneに採用されることに期待です。