長年、サムスンのフラッグシップ機「Galaxy S」シリーズは、標準モデル、大型モデル、ハイエンドモデルの3機種で構成されています。しかし、2026年の「Galaxy S26」シリーズでは標準モデルが廃止される可能性があると報じられています。
同社の未発表製品に詳しいSammobileによると、2025年の「Galaxy S25」シリーズは現状のままになる見通しとのこと。しかし、翌年には標準モデルがなくなり、「Galaxy S26+」と「Galaxy S26 Ultra」の二つになるかもしれないと独自の情報源に基づき伝えています。
サムスンはすでに、ハイエンドタブレット「Galaxy Tab S10」でも標準モデルを廃止し、Galaxy Tab S10+とGalaxy Tab S10 Ultraの2機種としています。そんな再編の動きがGalaxy Sのスマホに及んでも不思議ではありません。
Sammobileによれば、現時点ではサムスン社内の意思決定プロセスを明確にはつかめず、何も確定していないものの、現実になる可能性はあるとのこと。そのうえで推測できる理由をいくつか挙げています。
その一つは、標準モデルとPlusモデルが似通っていること。サイズやバッテリー容量、充電速度、ストレージ容量の他は特に違いはありません。
また、一般的に小型のスマホは世界的に売り上げが落ちていることも指摘されています。実際、アップルもiPhone 13 miniをもって小型モデル発売を打ち切り、iPhone 14以降は大型のPlusモデルに置き換えました。
これまでGalaxy Sシリーズの標準モデルはPlusモデルより売れていたようですが、小型だったからではなく、価格が安かったためかもしれません。最近発売されたGalaxy S24 FEはより安く、大きい画面サイズが人気を博しており、標準モデルの存在価値が薄らいだ可能性もありそうです。
Source: Sammobile