サムスンは、次期フラグシップ機「Galaxy S25」の標準モデルに、価格を抑えるためにMediaTek製の「Dimensity」チップを採用するとのリーク情報が何度か伝えられてきました。それらは単なる噂でしたが、今度はGoogleがうっかりその噂は本当であると裏付けてしまった可能性が浮上しています。
GoogleのAlphaChip(AI研究部門であるDeepMindが開発した、チップ設計を支援するためのAI技術)ページでは、この技術がどれほどチップ設計を高速化・最適化したかを説明しています。実際、AlphaChipはGoogleやMediaTekのチップ設計に導入済みです。
その後、Googleは「例えば、世界トップクラスのチップ設計企業であるMediaTekは、AlphaChip技術を拡張して、電力、性能、チップ面積を改善しながら、サムスンの携帯電話で使われている Dimensity Flagship 5Gのような最先端チップの開発を加速しています」と述べています。
すでにサムスンは最新タブレット「Galaxy Tab S10」シリーズにDimensity 9300+を搭載しており、両社が協力することは不思議ではありません。しかし、今のところMediaTekチップを搭載したサムスン製スマートフォンは一つもなく、Googleがうっかり口を滑らせた可能性があります。
実際、このことを各種メディアが指摘した後、Googleは一部記述を修正し、サムスンへの言及はなくなっています。そのため、ますます「つい口を滑らせてしまった」という印象を強めています。
Dimensity 9400チップは、クアルコムの次期チップ「Snapdragon 8 Gen 4」の性能をあらゆる面で上回りつつ、価格は20%安いとの噂もあります。Galaxy S25には価格を抑えつつ、高性能であることを期待できるかもしれません。
Source: Wayback Machine
via: Wccftech