アップルがカメラを内蔵した「AirPods」とスマートグラスを2027年に発売すると、米ブルームバーグが報じています。
ブルームバーグによれば、カメラを内蔵したAirPodsやスマートグラスは空間コンピューター「Apple Vision Pro」を超えて、より幅広い層にAR(拡張現実)機能をアピールする製品になるとのこと。この背景には、約50万円と高額で重く、加熱しやすいというApple Vision Proの問題点があるようです。
アップル内部のVision Products Groupでは、メタの「Ray-Ban」とのコラボレーションに匹敵する、スマートグラスの発売を検討しているとのこと。具体的には、AirPodsやスマートグラスに搭載されたカメラで周囲の状況を分析し、ユーザーに関連情報を提供できるようにすると言います。
なお、今年後半のソフトウェアアップデートでは、「iPhone 16」にも同様の機能が追加されます。カメラを対象物に向け、クリックしてホールドするジェスチャーで、その情報を取得することが可能。例えば、レストランでは営業時間や評価が表示され、植物ならその種類がわかります。チラシなどの日付は、カレンダーアプリにその日付が追加されます。
スマートグラスやAirPodsにカメラが搭載されると、プライバシーの問題が気になりますが、アップルのARデバイスの進展に今後も注目です。