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2024/11/27 6:30

「Siri」の逆襲計画が浮上! LLM化してChatGPTに追い付く!?

アップルが、音声アシスタント「Siri」の高性能バージョンとなる「LLM Siri」を開発していると米ブルームバーグが報じています。

↑ChatGPTに追い付ける?

 

アップルはすでに「Apple Intelligence」として、AI(人工知能)機能を自社製品に導入しています。同機能ではSiriが強化されており、「より自然な会話ができる」とアピール。また、Apple IntelligenceからOpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」にアクセスすることも可能です。

 

ブルームバーグによれば、LLM Siriは「高度な大規模言語モデル(LLM)」を活用することで、ChatGPTのようなチャットボットに対抗することを目指しているとのこと。具体的には、ChatGPTのように会話を継続することができるうえ、より複雑なタスクを実行できるようになると言います。

 

現在、アップルはiPhone/iPad/Mac向けの別のアプリにおいてLLM Siriをテスト中。将来的には、これが現在のSiriと置き換わる予定です。LLM Siriは早ければ2025年に発表される可能性があり、「iOS 19」がお披露目されるであろう6月のWWDC頃となるかもしれません(実際のリリースは翌年になると現段階ではみられています)。

 

他社の音声アシスタントと比較して、力不足が否めなかったSiri。しかし、生成AIを取り入れることで逆襲を計画しているのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors