次期「iPhone 17 Air」では物理的なSIMトレーが多くの国で消える、と米テック系メディアのThe Informationが報じています。
米国向けの「iPhone 14」「iPhone 15」「iPhone 16」では、すでにSIMトレーがなく、代わりに「eSIM」を使うように設計されています。米国以外の国や地域ではSIMトレーがないiPhoneは販売されていません。
The Informationによれば、iPhone 17 Airの全てのプロトタイプにはSIMカードトレーが存在しないとのこと。中国ではスマートフォンへのeSIMの搭載が認められていないため、この端末が中国向けに販売されるかどうかは不明です。
2022年にeSIMに対応したiPhone 14が発売されたとき、アップルは「iPhoneを紛失したり盗まれたりしても、eSIMは取り外すことができないから、物理SIMよりも安全だ」とアピールしていました。さらに、iPhoneでは複数のeSIMを管理することができるため、旅行中に物理SIMカードを購入したり持ち運ぶ必要がなくなります。
日本でも利用者が徐々に増えつつあるeSIM。日本でSIMトレーなしのiPhone 17 Airが発売されるかどうかは不明ですが、そんなモデルが発売されたら、eSIMの利用は広がるかもしれません。
Source: The Information via MacRumors