「私立恵比寿中学」のメンバーとして活躍するぁぃぁぃこと廣田あいかさんが、本日、4月9日土曜日深夜0時20分からテレビ東京系でスタートする土曜ドラマ24「昼のセント酒」にレギュラー出演が決定! ひとり銭湯巡りに、ひとり飲みといった大人の渋い趣味にスポットを当てたドラマの内容にちなみ、鉄オタという渋い趣味を持つぁぃぁぃに、その鉄道愛を存分に語っていただきました。
小学校6年生のはやぶさとの出会いで鉄道好きに
――鉄道とコラボしたDVDブックや、『タモリ倶楽部』の鉄道特集にも出演するなど、廣田さんの鉄道好きはすでに世間に浸透した感がありますが、鉄道を本格的に好きになったのはいつ頃ですか?
廣田 小学校6年生の頃ですね。ちょうどその頃、E5系のはやぶさが登場したんです。こんなものが本当に走るのか! って思ったのが第一印象で。その強烈なデザインと、ポスターに書かれた「MADE IN DREAM.」っていうキャッチコピーに惹かれたんですよね。「私たちの夢が走り出す」っていうメッセージが書かれていたんですけど、その言葉が、近未来感あふれるデザインに、まさにぴったりだなって思って。そこからファンの方にお話を聞いたり、鉄道グッズをプレゼントしてもらったりしてるうちに、さらに他の鉄道にも興味がわいてきて自分で調べ始めたあたりから、趣味として楽しくなってきました。
――鉄道好きな方って「乗り鉄」「撮り鉄」などジャンルが分かれると思うんですけど、廣田さんは分類すると何になるんですか?
廣田 あえていうなら「乗り鉄」になるのかな。「乗りつぶしノート」という路線図が描かれたノートが売ってるですよ。それを買って、自分が乗った路線をマーカーで塗っていくっていうのをずっと続けてますね。最近だと「タモリ倶楽部」で「環状線一周ツアー」っていう企画があって。それまで環状線に乗ったことがなかったので、ぐるっと1周塗れたのが気持ちよかったです。お仕事で行った地方のはじめての場所で空き時間ができたときは、すっごいテンションが上がりますね(笑)。あと家族旅行では鉄道優先にしてもらってます。今年の冬休みは香川に行って、ずっと乗りたかった琴電(琴平線)に乗ってきました。
ゆるく伝えることで鉄道を身近に感じてもらいたい!
――最近お気に入りの列車ってあるんですか?
廣田 最初の頃はE5系みたいな未来を感じるようなかっこいいデザインばかりに惹かれてたんですけど、あるとき、E3系の「こまち」が減るっていうのを聞いたんですね。大事なのは“今”なんだって気づいて。これから、私のちっちゃいときに乗ってた車両も引退していくだろうし、古くなっていくものを今から大切に思っていかないとどんどんいなくなっちゃうなって。その話をタモリさんをはじめ、「タモリ電車クラブ」のみなさんに話したら、みなさん、そうだよ、その通りだよ! ってすごく共感してくださって。同じ気持ちの方がこんなにいる! って感動しました。
――番組では「タモリ電車クラブ」のメンバーのみなさんとも、すごく打ち解けてますよね。
廣田 鉄道好きな方の共通点として、私にも言えるんですけど多趣味なんですよ。だから番組も、だれかがしゃべっててもみなさんが、そうなんだ! 面白いねって常に盛り上がってるような現場で。休憩時間に、十割そばについてずっとみなさんが語りあってたりとか。こないだもエレベーターなんかの「位置エネルギー」がいかに素敵かをずっとみんなでお話ししてました(笑)。2回分の放送だともったいない! これ、6回分の放送くらいいけるんじゃない? って思うくらい面白いですね。
――鉄道ファンは最近若者も増えてきているんですよね?
廣田 そうは言っても、まだまだ鉄道ってすごくマニアックだったり、男性ファンが多くて女性が入りづらいかなって印象があったりすると思うんですよ。私自身も『タモリ倶楽部』に出させてもらうようになった最初の頃は、こんなラフな感じでゆるくやってる私みたいな人が、夢のような収録に参加することをすごく申し訳ないなっていう気持ちがあったんです。でも最近は、だからこそ自分ができることってあるのかなって思うようになりました。私がゆるく伝えることで、観た人が鉄道を身近に感じられるようになれば、みんなのイメージをちょっとでも変えれるんじゃないかなって。
――どのような形になるのが理想でしょうか。
廣田 たとえばアイドルって、ここ数年でみんなの見る目が変わったじゃないですか。数年前まではマニアックだし、アイドル好きってどうなのよ?って印象が強かったけど、AKB48さんが出てきて、一気に身近に感じるようになって。ももクロちゃんが出てきて、「誰々推し」ってはっきり公言できるようになって。ふと気づいたらそれが文化になってた。それってすごく素敵なことだなって思うんですよね。だから鉄道も、もっとみんなが軽くとっかかれる趣味になったらいいなって思ってます。
ドラマではマスコット的な役だから自然に演じられる
――今回、レギュラー出演するドラマ「昼のセント酒」は原作が「孤独のグルメ」の久住 昌之さんで、制作も同ドラマの制作チームが手がけてるとあって、銭湯のマニアックな魅力を伝える「孤独のグルメ」の銭湯版のような作品ですね。
廣田 ひとり銭湯、ひとり居酒屋の楽しみ方を紹介するっていうドラマなんですけど、私が演じるのは主人公の内海さんが勤めてる会社の新人OLさんなんです。
――高校生の廣田さんがOLさん役とは驚きですね。
廣田 結構みんなに驚かれてます(笑)。でも私が演じる遠藤早苗ちゃんは、OLっぽくないOLさんで、ちょっとポンコツなマスコット的な存在なので、意外と自然に演じられてますね。
――ドラマの見どころを教えてください。
廣田 いろんな銭湯とおいしい居酒屋が毎回紹介されるので、元から銭湯が好きな人は絶対楽しめるし、逆にぜんぜん行かない人が観てもおもしろいと思います。銭湯って女性が一人で行ってもいいって思うんだけど、なかなか行かないじゃないですか。でもそれもイメージだと思うんですよね。実際、私もドラマの台本を読んではじめて知った面白いことがたくさんあったので、このドラマでみんなが銭湯に興味を持ったり、イメージが変わるきっかけになればうれしいですね。
(撮影/西邑 泰)
土曜ドラマ24「昼のセント酒」
4月9日(土)から毎週土曜24:20~24:50にテレビ東京系で放送
http://www.tv-tokyo.co.jp/sentozake/
「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之氏の痛快エッセイを原案に「孤独のグルメ」の制作チームが贈る大人のエンターテインメントドラマ。「銭湯」と「酒」をテーマに、背徳感を感じながらも平日の昼間から銭湯で体を流して、明るいうちから一杯飲むという大人ならではの道楽を描く。 「TEAM NACS」の戸次重幸が、広告会社の営業成績最下位の主人公・内海孝之を演じる。内海の上司・堂園翔子役に八木亜希子、同僚でNo1 営業マン・大西大輔役に柄本時生、庶務のOL・遠藤早苗役に廣田あいか(私立恵比寿中学)が出演するほか、第1話の温水 洋一を皮切りに、毎回、豪華ゲスト出演者が登場予定だ。
私立恵比寿中学公式サイト
http://shiritsuebichu.jp