1985年の設立から数多くのアニメ作品を発表し、国内外を問わず高い評価を得てきたスタジオジブリ。その30年間の歩みを凝縮した特別企画展「ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」が、六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー内スカイギャラリーで開催中だ(9月11日まで)。今夏休みの注目スポット間違いなしといえるこのイベントを、一足早くのぞいてきた!
大きなトトロが来場者をお出迎え!
エントランスに足を踏み入れると、これまでの軌跡をたどるように全作品のポスターがズラリと並ぶ。その先にはスタジオジブリ初の海外との共同製作作品「レッドタートル ある島の物語」の世界が広がり、さらに奥に進むとカウンター越しに大きなトトロがお出迎え。カフェを模したこの部屋には宮﨑 駿監督や高畑 勲監督、そして鈴木敏夫プロデューサーらのプライベート写真が飾られ、ジブリ作品に登場したキャラクターたちの小物などもところ狭しと置かれている。
ポスターや貴重な資料を通して見るジブリの歴史と裏側
つづいての部屋には、1984年公開の「風の谷のナウシカ」から昨年公開された「思い出のマーニー」までのポスターが集結。宣伝用や販促用など用途ごとにデザインされた多彩なポスター作品が楽しめるほか、“タイトルロゴ”や“キャッチコピー”の原案から決定にいたるまでの資料も併せて展示されている。さらには、鈴木敏夫のデスクを再現したブースや、映画の企画からプロデュースの内容を貴重な資料とともに追ったドキュメントパネル(ここでは「もののけ姫」が例として展示)もあり、ジブリ作品製作の裏側をのぞくがことができる。
プロペラを回しながら上下する飛行船は圧巻!
パンフレットや販促物、グッズなどが並んだもうひとつの部屋「ジブリの倉庫」を過ぎると、最後に現れるのは特別企画展「空飛ぶ機械達」。これまで、数々の作品の中で空を描いてきたジブリならではのこのスペースには、各作品に登場してきた飛行機が天井に飾られ、その中央には「天空の城ラピュタ」のオープニングシーンを彷彿とさせる巨大な飛行船が展示されている。まるで映画の世界に足を踏み入れたような、空間と時間を満喫することができる。
そのほか、会場には限定グッズの販売や映画に登場した料理を再現したスペシャルメニューが味わえるカフェエリアもあるので、ぜひ一度は足を運んでみてはいかがだろうか?
【博覧会情報】
「ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」
期間:7月7日(木)~9月11日(日)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
休室日:無休
開室時間:10:00~22:00(最終入場21:30)
料金(当日券):一般 1800円 / 高校・大学生 1200円 / 4歳~中学生 600円 / シニア(65歳以上)1500円
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