小島監督の新作はホラーゲーム「Overdose」? Google Pixelらしきスマホでプレイする映像を見たとの証言も

ink_pen 2022/6/15
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小島監督の新作はホラーゲーム「Overdose」? Google Pixelらしきスマホでプレイする映像を見たとの証言も
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

ゲームクリエイターの小島秀夫氏(通称は「小島監督」)は13日、コジマプロダクションとXbox Game Studiosとの提携を発表しました 。そこでは「マイクロソフト(以下「MS」)の最先端クラウド技術」を使うことしか明かされていませんでしたが、実は数日前にリークされたホラーゲームではないか、との噂がささやかれています。

Microsoft((534) Xbox & Bethesda Games Showcase 2022 – YouTubeからのスクリーンショット)

 

ここでいうホラーゲームの噂話とは、「デス・ストランディング」のマーガレット・クアリーが主演するという「Overdose」(過剰摂取)なるタイトルです。もっともデススト(略称)とは関係なく、ただ同じ女優が出演しているだけとのことでした。

 

この「Overdose」は、3人称と1人称視点が切り替えられるシステム。匿名の情報源から送られてきた開発初期の動画では、クアリー演じる主人公が暗い廊下を進んでいき、やがてジャンプしてゲームオーバーとなり、小島監督のクレジットや『Overdose』のタイトルが表示されたそうです。

 

さて新たな情報は、このOverdoseをリークした同じライターのTom Henderson氏が発信していることです。興味深いのは、前回は漠然と「このゲームをプレイしている人が、ある種のモバイルデバイスで使っているようだ」としていたところを、「Google Pixelのように見える」と具体的に述べていることです。

 

かつて小島監督は、Googleのクラウドゲーミングサービス「Stadia」とクラウドネイティブなゲーム開発に取り組んでいると噂されていました。本来ならばStadia独占タイトルとなるはずが、Googleが専用ゲーム開発スタジオをわずか1年で閉鎖してしまったため、小島監督が改めてMSと交渉している……と報じられていた 経緯があります。

 

これら2つの手がかりから、本来はGoogle Stadia向けに開発が始まった小島監督の「Overdose」が、やはり高水準のクラウドゲーミング技術を持つXboxに鞍替えしたんじゃないか?と憶測を呼んでいる次第です。

 

その一方で小島監督は、Xboxとの提携を発表した直後に(問い合わせが多かったため)「PlayStationともとても良好なパートナーシップを続けていきます」とツイートで表明しています。

 

ソニーとMS、2つの巨大ゲーム・プラットフォーム企業と協力する小島監督が、今後どのような大作ゲームを送り出して世界を楽しませるのか。正式な続報を待ちたいところです。

 

Source:Try Hard Guides
via:Wccftech

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