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2022/11/6 6:30

中尾明慶「釣りもゴルフも動画を見てテンション上がって実際に行って落ち込んで帰る、それが大体のルーティーン(笑)」ドラマ『PICU 小児集中治療室』出演中

フジテレビ系で放送中のドラマ『PICU 小児集中治療室』に出演中の中尾明慶さん。寡黙で自分の仕事にプライドを持っている救命救急医という役柄を演じています。役作りやドラマの裏話に加え、多趣味で知られる中尾さんに最近夢中になっていることを教えていただきました。

 

中尾明慶●なかお・あきよし…1988年6月30日生まれ。主な出演作に『3年B組金八先生』『GOOD LUCK!!』『WATER BOYS2』『ROOKIES』『ドラゴン桜』『監察医 朝顔』『六本木クラス』など。現在は『闇金ウシジマくん外伝闇金サイハラさん』(TBS/MBS)、MCとして『プチブランチ』(TBS)に出演中。今後はNetflix「First Love初恋」(11/24配信)、Netflix「ぐでたま~母をたずねてどんくらい~」(12/13配信)、2023年1月13日(金)公開映画「そして僕は途方に暮れる」に出演。YouTube公式チャンネル『中尾明慶のきつねさーん』Instagram公式HP

 

【中尾明慶さんの撮り下ろし写真】

 

母親の方や友人からも「めちゃくちゃ良いドラマ」という声が届いています

──以前、ご自身も出演された『監察医 朝顔』チームが手掛けるドラマということで、「間違いなく素晴らしいドラマになると確信しています」とおっしゃっていました。放送が始まって視聴者の反応などからどんなことを感じていらっしゃいますか。

 

中尾 僕の周りにいる母親の方や友人からも「めちゃくちゃ良いドラマ」という声が届いています。スタッフの皆さんは以前ご一緒して、よく知っている方ばかりなので、この人たちが作ると良いものがちゃんと届くんだなと、放送が始まってから改めて思いました。

 

──中尾さん扮する東上宗介は優秀で冷静沈着な救命救急医です。東上宗介をどんな人物だと思って演じていらっしゃいますか。

 

中尾 仕事に対してすごく真面目というか。他のスタッフが余計な話をしていてもまず入っていかないんですよね。そういう意味ではプロフェッショナルで、自分の仕事にプライドを持っているんだろうなと思いました。そのプライドがちょっとだけ面倒くさい人かなと。ちょっとだけなんですけど、絡みにくい人っていますよね。でも決して嫌な人ではない……そんなイメージで演じています。だからみんなとそれなりの距離感でずっといたいと思っています。

 

──寡黙な役柄を演じてみていかがですか。

 

中尾 あまりしゃべらない役ですが、やりにくいということはないです。もしかしたら視聴者の皆さんが僕に抱いている印象とは違うかもしれませんが(笑)。前室では共演者の皆さんとお話ししますけど、スタジオに入ったらいつもよりは話さないようにしています。監督が現場を盛り上げてくださる方なので、NGを出すと大変なんですよ。ネタにされますし、監督が我先にとはしゃぎ出すので。最初はいいんですけどね。だんだん監督のはしゃぎがプレッシャーに変わって呼吸が乱れます。そういったヘンなプレッシャーのある現場ですね(笑)。

 

──今回NGは……?

 

中尾 ありますよ。インの日も出しましたし、ちょこちょこ出してはいるんですけど、NGを出すとすぐ監督が来るから。監督は現場の近くのモニターで撮影を見ているんです。NGを出すとすぐに「中尾、大丈夫?」って言われるからすごくプレッシャーで。そんな現場は他にないから(笑)。

 

先生たちから聞いたお話に忠実で、PICUで見た現実に真正面から向き合っている作品

──PICU発足時の前半はスーパードクターが登場するわけでもなく、幼い命を救えないむなしさや、医療現場の厳しい現実が描かれているのだろうなと感じました。

 

中尾 撮影が始まる前にPICUに見学に行って、先生方からリアルなお話を聞く機会があったんです。PICUにいるお子さんたちの様子も見ましたし、先生たちから聞いたお話に忠実で、PICUで見た現実に真正面から向き合っている作品だなって思いました。そういう描き方を先生方も望んでいて、「この現実を伝えてほしい」という思いをすごく感じたんです。本当にリアルな声が入って作られたドラマになっていると思います。

 

──先生方から聞いて心に残ったお話はありましたか。

 

中尾 たくさんありますが、僕の役でお話すると、救命救急医はすべてのことが70%以上できないといけないんです。「100%のことをするためには他の方の手を借りないといけないけど、僕らはすべてが70%以上できないといけない。そういう人たちです」とおっしゃっていて、なるほどと思いました。そして救命救急医はスピード勝負だけど、オペをする先生たちから「ちょっと待ってくれ」という声があったり、PICUはそこに入ってからが勝負の長期戦になるので、ものすごく意見が分かれたりするそうなんです。そういう知らない現実がいろいろありました。

 

それぞれが自分のことをする、職人さんが集まった休憩室みたいな感じ

──このドラマに携わったことで、小児科や救命救急医の先生などの印象は変わりましたか。

 

中尾 開業医の小児科の先生とは息子を通してお世話になったことがあり、今も熱を出せば小児科に行きますからね。小児科といえば、穏やかな先生が多い印象があります。でもPICUの現場は、見学に行ったときも過酷でした。今はコロナ禍でもあるのでより過酷になっていて、厳しい現実を目の当たりにしました。親の立場からすると熱が出たら「あれ、いつもより高い……。下がらないな」ってなると、「救急車を呼ぼう」ってどうしてもなってしまうんですよね。心配だから。そうしてPICUに来たお子さんのほとんどはすぐお家へ帰れるそうなんです。親の思いも相まって、現場はすごく混乱しているけれど、その中にまれに重症になるお子さんがいるので、それを絶対に見落とさないのが我々の仕事なんですとおっしゃっていて。そうなんだなって思いました。

 

──ドラマは回を追うごとに医療チームとしての結束が高まっている感じがありますが、撮影現場の雰囲気はどんな感じですか。

 

中尾 こういう作品だからか独特の空気がありますね。にぎやかに話している感じもなく、かといって暗いわけでもないんですけど。それぞれが自分のことをする、職人さんが集まった休憩室みたいな感じ。たまに甲本雅裕さんを中心に、何でもない話でクスクスとしてって感じですかね。

 

PICUの環境がもっともっと整って、広がってほしい

──今後の見どころは?

 

中尾 毎回、命と向き合っていく人たちの姿を描いていくスタイルは変わりませんが、今手元にある台本を読む限りでは、「ここもちょっと大変なことがあるんだ」って、志子田先生(吉沢亮)の周りでいろいろ起きていきそうです。

 

──SNSでも視聴者の皆さんが今後の予想で盛り上がっているようです。

 

中尾 僕も皆さんと同じように予想をしていますよ(笑)。皆さんよりちょっと先を知っていて、「これどうなっていくんだろうな」って思っています。SNSといえば、僕のところに「うちの子もPICUにお世話になりました」「NICU(新生児集中治療室)にお世話になったことがあって」というDMを何件かいただきました。僕はPICUというものをもっと遠くに感じていたんだけど、経験された方も意外と多くいらっしゃって、救われた方もいらっしゃるんだなって思いました。そう考えると、いつ自分も息子のことでお世話になるかわからないから、PICUの環境がもっともっと整って、広がってほしいなと思いました。

 

妻からは趣味がどんどんおっさん化していると言われました(笑)

──ここからはドラマから離れ、モノやコトについてお話をいただけたらと思います。YouTubeを拝見すると、たくさん趣味をお持ちですよね。今夢中になっていることはありますか。

 

中尾 やばいです、趣味があり過ぎて。最近は釣り。妻のお父さんが釣り好きで、妻の実家がある長崎に行ったときにやっていたんですね。でも東京ではやったことがなかったんですが、最近、木村拓哉さんの配信番組で一緒に釣りをして、道具を全部いただいたんです。だから夜な夜な釣りに行っています。夜中ボートで東京湾に出てシーバスってスズキを狙うんです。友達と一緒に夜10時に出て深夜2時くらいまでやってますね。あとはゴルフ。打ちっ放しで練習してからこの間コースを回って散々な目に遭って、もっと練習しなきゃって思っているところです。ゴルフ場でウォーキング状態でした(笑)。それとバイク、車は変わらず……なんですけど、妻からは趣味がどんどんおっさん化していると言われました(笑)。

 

──確かに年を取っても楽しめる趣味って感じはありますね(笑)。ゴルフはいつから始めたんですか。

 

中尾 5、6年前に1回だけお付き合いでやったことがあり、そのときに道具はそろえたんです。本格的に練習を始めたのは2か月くらい前。K-1の村越優汰選手と仲良くしていて、彼が膝を痛めて手術することになったんです。その回復に2か月かかるから、治ったらゴルフに行きましょうよって村越くんに誘われたのがきっかけでした。「わかった! 2か月間めっちゃ練習しとくわ」ってことで練習して、コースに出たら散々な目に遭いました(笑)。僕、スポーツは全般結構できるんですけど、ゴルフは本当に難しいですね。

 

──ゴルフの難しさってどんなところなんですか。

 

中尾 毎回状況が違うというか。握り方、角度……ちょっとしたことが変わると、全然違うんですよね。前と同じことをやろうと思っても、微妙にずれるともうダメで。地味なスポーツだと思っていたけど、こんなに難しいんだなって思いました。でも難しいほうが楽しいじゃないですか。

 

──ということは散々な目には遭ったけど、むしろやる気は出た感じですね。

 

中尾 そうですね。もうちょっとやり続けたいです……って、こんな感じで趣味だけが増えてしまってやばいです(笑)。

 

──趣味のモノもたくさんありそうですね。どこに置いてるんですか。

 

中尾 趣味部屋というか、趣味倉庫みたいなものがあって、そこにバイクも置いてます。

 

夜は息子に「いただきます」と言って、みんなで息子が釣った魚を食べます

──将来、親子でできたらいいなと思っている趣味はありますか。

 

中尾 既に釣りは一緒にやっています。長崎に行ったときは息子もやるんです。エサ釣りで「パパ、なんかすごく重いのが掛かっている気がする」って、大きなブリを釣ったりするんですよ。お父さんはさんざんルアーを投げて大物を狙っていたのに、息子が簡単に釣り上げるから「おい!」って(笑)。量もサイズも息子が一番釣りますね。夜は息子に「いただきます」と言って、みんなで息子が釣った魚を食べます。

 

──中尾さんは子供のころから多趣味でしたか?

 

中尾 そんなことはないですよ。ただ家にはじっとしていられない性格ではありました。休みになると何か予定は入れなきゃって思っちゃうんですよね。

 

──そして1個ハマると追求したくなってしまう?

 

中尾 そうですね。今はYouTubeで釣りとゴルフの動画しか見てない。ただ動画を見たからって上達するわけじゃないんですよね。釣りもゴルフも動画を見てテンション上がって実際に行って、落ち込んで帰る、皆さんもそれが大体のルーティーンじゃないですか(笑)。

 

PICU 小児集中治療室

フジテレビ系 毎週(月)後9・00~放送

(STAFF&CAST)
脚本:倉光泰子
演出:平野 眞
出演:吉沢 亮、安田 顕、木村文乃、高杉真宙、高梨 臨、菅野莉央、生田絵梨花、
中尾明慶、菊地凛子、松尾 諭、正名僕蔵、甲本雅裕、イッセー尾形、大竹しのぶほか

 

撮影/中村 功 取材・文/佐久間裕子

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