店内飲食は30分以内で! 米ファストフード店の新ルールに賛否両論

ink_pen 2024/4/4
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店内飲食は30分以内で! 米ファストフード店の新ルールに賛否両論
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

軽く食事を済ませたいときや、ちょっと時間をつぶしたいときなどに便利なファストフード店。ただ、米国のファストフード店では最近、「店内の飲食は30分以内」とする張り紙を出している店がちらほら出てきているようです。

↑30分ルールの真意は?

 

米国の書き込みサイト「レディット」で話題になっているトピックの一つが、ファストフード店の「店内飲食は30分以内」という張り紙。「うちの近くのマクドナルドにも張ってあった」「隣にある店でも、ちょうど最近見た!」などの投稿が相次いでいるのです。しかも、マクドナルド、ウェンディーズなど、さまざまなお店で同様の目撃情報があります。

 

「せっかく出かけたのなら、ゆっくりと食事したい」と思うのは当然のこと。それにも関わらず、こんなルールを設けている理由は何なのでしょうか?

 

レディットユーザーたちはホームレス対策ではないかと推測しています。というのも「ソーダ1杯を買って、荷物を持って何時間も居座る」「近くのウェンディーズでは、ホームレスからひどい臭いがする。トイレに裸で入ってきたホームレスもいた」といった体験談が寄せられているのです。

 

また、Wi-Fiもあって快適であることから、若い世代のたまり場として利用されているケースも考えられるようです。そのため、店側は苦肉の策としてこんなルールを設けているのかもしれません。

 

この記事に対しては、「スマートなビジネスだ」と評価する声がある一方、「30分なんてただの茶番」「それぞれの客にタイマーをセットして計るの?」などと、このシステムに不満を表す人のコメントも寄せられていました。

 

ファストフード店の真意は明らかにされていませんが、賛否両論のこの取り組みは吉と出るか凶と出るか……。

 

【主な参考記事】

New York Post. Fast food restaurants are imposing time limits on dining in: ‘These rules are here for a reason’. April 1 2024

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