エンタメ
音楽
2024/7/21 21:30

≠MEがツアーファイナルの横アリ公演で2万人を魅了!新曲「夏が来たから」も初パフォーマンス

7月15日(月・祝)に指原莉乃がプロデュースを手掛けるアイドルグループ・≠ME(ノットイコールミー)が、4月より行ってきた「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」のファイナルを迎えた。本ツアーは、メンバーの出身地を凱旋し、全国8会場15公演を行うツアーとなり、ファイナルはグループ最大規模の会場となる神奈川県・横浜アリーナで行われた。

≠ME ©YOANI/KING RECORDS

 

おなじみのOvertureが響くと、なんと映像でのメンバー紹介ではなく、メンバー一人一人が順にステージに登場。メンバーカラーの制服衣装を見にまとい、スポットライトに照らされると、会場に詰め寄ったファンからは大きな歓声と共に、ペンライトが力強く振られた。

 

ツアーファイナルの幕開けを飾ったのは「偶然シンフォニー」。鈴木瞳美が「ノイミー横浜アリーナ!」と叫ぶと尾木波菜が「盛り上がっていくぞー!」と続き、軽快に銀テープが舞うと、早くもファンが熱気を帯びる。

 

続く「秘密インシデント」では冨田菜々風が「≠MEです!今からみんなのところに行くよー!」と合図を送ると全員がステージを移動し、さっそく客席近くで手を振るファンサービスに加え、「君の音だったんだ」では360度楽しめるよう円形にフォーメーションを変えてのパフォーマンスも。「君はこの夏、恋をする」は、夏祭りや花火の雰囲気。ツアー各地で凱旋メンバーが短冊に書いた願い事を読み上げる演出がなされ、この日は昼公演に蟹沢萌子、夜公演に櫻井ももが願い事を読み上げた。

 

「好きだ!!!」ではメインステージをふんだんに使って華やかに展開。続けて軽快なリズムに乗せたメンバーの他己紹介とダンスパフォーマンスを挟むと、ステージにはメンバーが一人で登場。ツアー各地で凱旋メンバーがカバー曲を披露してきたパートとなり、この日は昼公演に蟹沢が坂道AKBの「誰のことを一番 愛してる?」を、夜公演には櫻井が=LOVEの「この空がトリガー」を、それぞれの魅力たっぷりに披露した。

 

SEを挟むと落合希来里・川中子奈月心・冨田・永田詩央里が「Marcato」、尾木・蟹沢・河口夏音・櫻井・菅波美玲が「春の恋人」、鈴木・谷崎早耶・本田珠由記が「デート前夜レクイエム」とユニット曲を披露し、会場をその曲の世界にどっぷりと浸らせた。

 

≠MEらしいダンスパフォーマンスを挟むと、衣装を着替えた全メンバーが再びステージに集結。昼公演では「フロアキラー」、夜公演では「ワタシアクセント」から始まり、「P.I.C.」「アンチコンフィチュール」とダンスナンバーを立て続けに披露。会場を瞬く間に魅了したかと思うと、続く「天使は何処へ」ではなんと冨田が空中にフライングする圧巻のパフォーマンスも。

 

一度メンバーがステージを去ると、スクリーンに映像が。オーディエンスが待望した「9thシングル」という文字と共に、8月28日(水)にリリースされる9thシングルのタイトルが「夏が来たから」と映し出されると、会場からはこの日一番の大歓声が。会場でミュージックビデオが初解禁されると、夏らしいデニムの新曲衣装にチェンジしたメンバーが登場。「夏が来たから」が初パフォーマンスされると会場は歓喜に沸いた。

 

9thシングル「夏が来たから」は、「夏が夏が夏が来たから」という歌詞に印象的なリズムが乗る、夏のワクワク感と暑さ、片思いの熱さに焦燥感と、気持ちが騒ぐエモラブサマーチューンとなっている。この夏マストな1曲になりそうだ。

 

続くメインステージにはバンドセットが登場。本ツアー用に制作された新衣装に着替えたメンバーが、バンドミュージックに乗せてコールアンドレスポンスを誘うと「ノイミー!ノイミー!」の声が会場に響き渡り、「てゆーか、みるてんって何?」や「クルクルかき氷」を織り交ぜたユニークな展開で会場はさらにヒートアップ。昼公演では「このままでモーメンタリ」、夜公演では「桃色デイブレイク」を続けて披露した。

 

「す、好きじゃない!」「ヒロインとオオカミ」ではファンの声出しを誘い、一体感を作り上げると、続く楽曲では会場がしっとり雰囲気を一変。川中子のささやくような歌声で「君はスパークル」の風景を描き、「はにかみショート」「初恋カムバック」では再び声出し&ガチ恋口上でファンとの絆を確かめた。

 

ここまでノンストップでトークなく展開してきたが、初めてのMCではツアー恒例となった凱旋メンバーのあいさつ、ファンからの「ももきゅん(櫻井)、もえこ(蟹沢)、おかえりー!」の声に、神奈川県出身の蟹沢と櫻井が「ただいまー!」とあいさつし、アットホームな雰囲気に。

 

本編ラストは「まほろばアスタリスク」。大サビ前には冨田の「皆さんは、私たちにとって、本当にかけがえのない存在です! 3か月間のこのツアー、本当にありがとうございましたー!」の声を合図に銀テープが宙を舞い、感動的な雰囲気ながらも、オーディエンスを熱狂させたまま、バンドと息を合わせ、幕を閉じた。

 

少し肩の力が抜けてはじまったアンコール1曲目は「想わせぶりっこ」。トロッコに乗りファンの近くでレスを送り、会場にいる一人一人に感謝と喜びを届ける。「デートの後、22時」では鈴木がスマートフォンを持ち、ステージ上のメンバーを至近距離で撮影した映像がモニターにリアルタイムで映し出され、最後にはメンバー全員とファンが一緒に映る思い出作りも。『「君と僕の歌」』では、会場がペンライトでグループカラーのエメラルドグリーン一色に染まり、涙を誘うシーンに高揚感に包まれた。冨田が「そして、本日、初披露でした!9枚目のシングル『夏が来たから』、いかがでしたか??」と切り出すと歓声と共に大きな優しい拍手に包まれ、「この楽曲はエモーショナルな夏のラブソングになっています! この夏もノイミーちゃんと、この楽曲と、皆さん一緒に、たくさん過ごしていただけたらうれしいなと思うので、ぜひこれからもたくさん聴いていただけたらなと思います!」と9thシングルを通しての今後の活動に期待を膨らませた。

 

夜公演ではここで「ラストチャンス、ラストダンス」の披露と共に幕を閉じ、会場スクリーンにエンドロールが流れると、カーテンコールでメンバー一人一人が登場。深々としたお辞儀で感謝を伝えると、会場が温かい拍手に包まれた。横一列にメンバーがそろったところで再び全員でお辞儀をすると、会場スクリーンがキラリと光り、突如映像が映し出された。そこには「追加公演決定!」の文字が。サプライズでの発表にメンバーとファンが驚く中、追加公演として11月に「≠ME 全国ツアー追加公演2024『修学旅行、同じ班がいいな。』」の開催が発表された。11月9日(土)には≠ME初の沖縄公演となる、沖縄県・那覇文化芸術劇場なはーと大劇場での公演、11月23日(土・祝)には千葉県・幕張メッセ 国際展示場 展示ホールでの公演が発表された。こちらの公演は、毎年恒例で年末に行っている「特別公演」として、この時期に開催される。チケット詳細は追ってお知らせがあるとのことで、追加情報を待ちたい。

 

冨田の「このままでは終われないよねー?」の声に会場が大歓声で応え、ダブルアンコールとして「≠ME」を披露。昼公演ではMC前にパフォーマンスしたこの曲を、ツアーファイナルのオールラストに掲げ、おなじみの「好きだー!」の声を叫ぶとツアーの充実度の高さを実感した。発表を受けリーダーの蟹沢は「あらためまして、同じクラスの皆さん!最後まで一緒に盛り上がっていただきありがとうございます!登場した瞬間から最後までペンライトが本当にきれいだったんですけど、≠MEのことを愛してくれる方がこんなにたくさんいるんだとすごく肌で感じました。皆さんとならどこまでも行けると思っています!これからも≠MEと最高の青春を駆け抜けていきましょう!また追加公演や、その先の未来で絶対会いましょう!本日は本当にありがとうございました!」と話し、多幸感に包まれながら笑顔でステージを後にした。

 

なお、公演後には≠ME公式YouTubeチャンネルで9thシングル「夏が来たから」のミュージックビデオが公開されると共に、CDジャケット写真・新アーティスト写真と商品情報も解禁。音楽配信サイトでは横浜アリーナでのセットリストも公開され、さらに16日深夜0時からは「夏が来たから」の先行配信がスタートし、≠MEの夏がいよいよ本番を迎える。

 

リーダー・蟹沢萌子 コメント

4月から全8会場で、メンバーの地元を凱旋するツアーをやらせていただけたことがすごくうれしかったです。これまでも感じていましたが、ステージに立つたびに、メンバーの良さもファンの皆さんの温かいも、これまで以上に身近に感じて、ツアー期間はすごくうれしくて毎公演楽しみでした。私は神奈川県出身で、櫻井ももちゃんと、今回のツアーファイナルが凱旋公演でした。横浜アリーナに集まってくれたファンの皆さんや、配信を見てくれた皆さんは、私たちの凱旋公演を応援するパワーと、≠MEのツアーファイナルを応援するパワーどちらも持って見てくれました。ライブ中はとにかく皆さんからパワーをもらいましたし、私たちもそれ以上のパワーで届けたいなと思う時間でした。同じクラスという明確な関係性は、今回のツアーが初めてだと思うのですが、同じクラスということは本当にかけがえのないものだなと思うので、今回できた絆を、これからも絶やさずつないでいけるようにしたいです。追加公演も決まり、9枚目のシングルもまだまだ楽しみがたくさん待っているので、≠MEみんなで、そしてファンの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に駆け抜けていけたらいいなと思います!

 

センター・冨田菜々風 コメント

9thシングル「夏が来たから」は、夏のきらめきがぎゅっと詰まった、≠MEとも相性抜群のエモーショナルな夏のラブソングになっています。夏の暑さと想いの熱さ、皆さんに真っ直ぐ伝わるような素敵な作品になっていますので、温度そのままを、皆さんに受け取っていただけたらうれしいです!ぜひたくさん聴いていただいて、この夏が、≠MEが、皆さんにとって青春そのものになりますように!

 

9thシングル「夏が来たから」

MV:https://youtu.be/OGb7M9nvBHE

先行配信URL:https://not-equal-me.lnk.to/NatsugaKitakara_pre

 

©YOANI/KING RECORDS