2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合ほか)の出演者発表会が実施され、主演の仲野太賀に加え、池松壮亮、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波が登壇した。
大河ドラマ第65作は、豊臣秀吉と弟・秀長(仲野太賀)の絆の物語。「もし長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた“天下一の補佐役”秀長の目線から戦国時代をダイナミックに描く、波乱万丈のエンターテインメント。
このたび、新たに4人のキャストが発表。小一郎を乱世に巻き込んだ野心家の兄・豊臣秀吉(藤吉郎) 役を池松壮亮、小一郎の幼なじみで“初恋のひと”直(なお) 役を永野芽郁、小一郎の正妻として生涯を共に歩む慶(ちか) 役を吉岡里帆、夫の秀吉と共に天下人への階段を昇りつめる寧々(ねね) 役を浜辺美波が務める。なお、吉岡、浜辺は本作で大河ドラマ初出演となる。
池松は「太賀とは10代の頃からの仲で、俳優の仕事やものづくり、互いの人生に関してなどたくさんの対話を繰り返してきました。僕も皆さまと同じようにニュースで太賀が主演を務めるということを知りました。ずっと見てきた身からすると、心からうれしかったです。そうこうしていると次の日に(オファーの)ご連絡をいただきまして…まさか自分が秀吉を演じるとは全く想像しておりませんでしたので、あまりにも驚き、しばらく固まってしまいました」と。
続けて「僕自身は約20年ぶりの大河ドラマとなります。語り継がれてきた豊臣家、豊臣秀吉について、歴史をこれからの時代に向けて語り継ぐことができるのか、また語り直すことができるのか。その時代に見合ったヒューマニズムというものを探りながら、そういったことを目指していけたらいいなと思います。皆さまと共に1年間、すてきな作品を届けられるよう頑張ります」と語った。
永野は「私自身、NHKのドラマへの出演は連続テレビ小説『半分、青い。』以来約7年ぶりとなります。久しぶりにこういった緊張感を感じてまだちょっとそわそわしていますが、魅力あふれる女性を演じられたらいいなと思います。まだ脚本も出来上がっていない状態ですので、これからどういうふうになっていくのか私自身もいち視聴者のような気持ちで楽しみにしながら、この世界観にお邪魔できればいいなと思います。皆さまも楽しみにしていてくださるとうれしいです」と。
吉岡は「初めて太賀くんを認識して見た映画の中で、太賀くんが演じる人物に切なさや悔しさ、もっともっとやれるはずなんだっていうエネルギーを感じたんです。なので太賀くんがもっともっと輝く場所や姿を、この作品で共にできるということがすごく幸せです。初めて夫婦役を演じた時の相手役が太賀くんでその時は本当に仲の悪い夫婦だったので、今度は夫婦っていいなって思ってもらえるような役を演じられたらうれしいなと思っています。良い大河ドラマが日本に届くことを願いながら、一生懸命尽くしていきたいなっていう風に思っています」と意気込みを。
浜辺は「寧々というそうそうたる女優さんたちが演じられてきた役を務めさせていただくということで、今まで以上に緊張しております。ただ、作られるのは『らんまん』でご一緒させていただいた松川(博敬)さんをはじめとしたスタッフさんということで、とても温かい気持ちも持っておりまして、太賀さん、池松さん、吉岡さん、永野さんといったそうそうたる皆さんとご一緒できる機会を逃したくないという思いでもお受けさせていただきました。撮影がとても楽しみな気持ちと緊張とで半々ぐらいですが、最後まで責任感を持って務め上げたいと思っています」と。
そんな4人の言葉を受けて、仲野は「キャストの方々が1人ずつ、決まったという報告を聞くたびに“こんなに頼もしいことはないな”と。僕個人としても大好きな俳優さんが集まってくださり、本当に背筋が伸びる思いです。これから約1年半の撮影が始まるということで長い撮影にはなりますが、何の不安もないというか、本当に撮影が楽しみで仕方ありません。みんなで力を合わせてすてきなドラマを作っていきたいと思うので、よろしくお願いします」と語った。
【番組情報】
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合ほか
2026年1月スタート