鈴鹿央士と松本穂香がW主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時~9時54分)の第4話、第5話(10月28日、11月4日(月)放送)に、北乃きい、片岡凜、佐戸井けん太、正名僕蔵、加藤諒のゲスト出演が決定した。
本作は、「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012年から2018年まで連載されていた都戸利津の同名コミックをドラマ化。鈴鹿央士演じる“やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵”と、松本穂香演じる“ウソを聞き分ける奇妙な能力者”の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる綾糸のごとき難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。『ガリレオ』シリーズ(2007年~2022年)の演出・西谷弘とプロデュース・鈴木吉弘がタッグを組む。
物語の舞台は昭和初期の九十九夜町(つくもやちょう)。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(松本)であったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもっており、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない彼女を探偵助手として受け入れる。
このたび、第4話、第5話ゲストとして、北乃きい、片岡凜、佐戸井けん太、正名僕蔵、加藤諒の出演が決定。北乃が演じるのは、左右馬の親友であり、刑事の端崎馨(味方良介)の姉・端崎雅。雅は、怪談雑誌「魔境探報(まきょうたんぽう)」の記者で、旺盛な探求心と徹底した取材をモットーに、怪談めいた事件のうわさを聞きつけると、真実を追い求めて全国各地へ取材に行く。お金に困っている左右馬たちを取材に同行させ、奇妙な事件を持ち込んでくる。妙なうわさがつきまとう「人形屋敷」と呼ばれる屋敷で事件が発生し、左右馬と鹿乃子を連れてこの「人形殺人事件」の真相を突き止めるために現場へと赴く。北乃は『海の上の診療所』(2013年)以来、11年ぶりの月9出演となる。
片岡が演じるのは、綾尾家の一人娘・綾尾品子。綾尾家は生まれつき体の弱かった品子のために、両親が娘の成長に合わせて作った等身大の人形を、娘と同様に育てるという変わった風習があり、品子自身も人形のようなその見た目から、「人形屋敷」と呼ばれていた。両親は海難事故で亡くなり、屋敷には品子と女中のみ。妙なうわさもつきまとうこの屋敷で、女中の柴田イネ(松浦りょう)が亡くなる事件が発生。イネは当時、品子が食事をする「人形部屋」と呼ばれる部屋をのぞくと、誰かの死体を発見。しかし、死体だと思われていたのは“人形”で、その後、イネが岩場に落ちて不審な死を遂げる。片岡は、本作が月9ドラマ初出演となる。
さらに、佐戸井が不審な死を遂げたイネの遠縁にあたり、イネに「人形屋敷」での仕事を紹介した柴田、正名がこの事件を捜査する刑事の寺山清一、加藤が、人形を抱えたまま死んでいるイネを発見し、発見当時「人形のような人影を見た」と証言する久保を演じる。
●北乃きい コメント
先に言っておきます。今回のお話はホラー的不気味要素が入った怖さ満載のお話です。もちろん、その中で左右馬と鹿乃子をはじめ個性のあるキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇やクスッと笑えるシーンもあり、老若男女に楽しんでいただける回になっています。私はこのような姉御肌でカッコよく、育ちのいいお嬢様という役柄は初めてで、チャレンジでもありわくわくもあり、毎日鈴木(雅之)監督に新しい引き出しを作っていただき、自分の芝居の幅を広げていただいた濃厚な撮影期間となりました。なので、そういった部分でも新たな自分を見ていただけると思います。このドラマはその他にも昭和初期の衣装もメイクも街並みも、楽しめるところが盛りだくさんな作品なので、そんなところにもぜひ注目して見てください!!
●片岡凜 コメント
綾尾品子役で出演させていただきます。物心ついた頃から世間や人と切り離され、孤独で狭い空間の中で生きてきた品子のふたをされて来た疑問と孤独を感じていただきたいです。そして真っ赤な着物と日本人形たち、独特な世界観に染まる綾尾家を堪能していただきたいです。作品の背景は昭和初期ですが、世間から孤立した品子やその他の登場人物たちの抱える問題は、どこか現代と変わらない感じがします。いつの時代も人はうそに踊らされ、助けられるものだと作品を通してあらためて感じました。
■第4話(10月28日(月)放送)あらすじ
九十九夜町、早朝の目抜き通りで祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)が駅に向かっている。汽車に乗ってお出かけとはしゃぐ鹿乃子に、左右馬は、“家賃を払えず、朝だけど夜逃げをしているだけ”と教えた。
そんな時、左右馬が不審な男に気づき、鹿乃子の“うそを聞き分ける能力”で置引を暴く。男は逃げるが、居合わせた女性に足を引っ掛けられて転び、周囲の人たちに取り押さえられる。置引犯に足を掛けた女性は左右馬の知り合いで、端崎馨(味方良介)の姉・雅(北乃きい)だった。
左右馬たちが夜逃げ中だと知った雅は、取材旅行に同行しないかと2人を誘う。雅が「魔境探報」という怪談雑誌の記者と聞いた鹿乃子は怯え、左右馬も断ろうとするが、今月分の家賃を報酬にすると言う雅に、左右馬が即座に快諾した。
雅が取材するのは「人形屋敷」と呼ばれる綾尾家。綾尾家には、生まれつき体の弱かった一人娘の成長を祈願し、娘の成長に合わせて作った人形を娘と同様に育てるという変わった風習があった。屋敷は現在、主人夫妻が海難事故で亡くなり、一人娘の品子(片岡凜)が継いでいる。品子の姿はまるで人形のようで、妙なうわさもつきまとっていた。
そんな中、現地に到着した左右馬ら一行を柴田(佐戸井けん太)が案内する。柴田によると、女中のイネ(松浦りょう)が、屋敷の「人形部屋」をのぞくと、誰かの死体を発見。イネは慌てて柴田の家に飛び込んできたが、柴田が刑事の寺山清一(正名僕蔵)とその部屋へ行くと死体だと思われていたのは人形で、その後イネが岩場に落ちて死んでしまったという。事件の真相を突き止めるため、左右馬、鹿乃子、雅が品子と会うと…。
【番組情報】
『嘘解きレトリック』
フジテレビ系
毎週月曜 午後9時~9時54分
出演者:鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希、大倉孝二、磯山さやか、今野浩喜、村川絵梨、櫻井淳子、杉本哲太、若村麻由美 ほか
原作:都戸利津「嘘解きレトリック」(白泉社・花とゆめコミックス)
脚本:武石栞、村田こけし、大口幸子
演出:西谷弘(『ガリレオ』シリーズ、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』『あなたがしてくれなくても』『シャーロック』ほか)、永山耕三(『シャーロック』『モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐~』『人は見た目が100パーセント』ほか)、鈴木雅之(『マスカレードホテル』シリーズ、『HERO』シリーズほか)
プロデュース:鈴木吉弘(『ガリレオ』シリーズ、『この素晴らしき世界』『電車男』ほか)、狩野雄太(『366日』『知ってるワイフ』『スタンドUPスタート』ほか)
制作協力:AOI Pro.
制作・著作:フジテレビ
©フジテレビ