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2025/2/21 10:00

コンブのような素材を使ったトートバッグ!? アートディレクター・山崎晴太郎×メーカー対談連載 第1回

まだ世の中にないものやストーリーあふれるチャレンジが集まる応援購入サービス「Makuake」から注目のプロダクトをピックアップ。デザイナー、経営者、テレビ番組のコメンテーターなど、多岐にわたる活動を展開するアートディレクターの山崎晴太郎さんに、開発担当者との対談を通じて製品の魅力を深掘りしていただきます! 第1回のテーマは小松マテーレ KONBUトートバッグ ミニ・ミニミニです。

 

【Makuake×GetNavi】山崎晴太郎のNEXT CREATORS 小松マテーレ KONBUトートバッグ ミニ・ミニミニ

小松 マテーレ KONBUトートバッグ ミニ・ミニミニ

ミニ:9900円 ミニミニ:7700円 (各単色5色、バイカラー4色)

Makuake応援購入期間:2月26日(予定)〜4月29日

合成繊維の耐久性と、天然素材のような風合いを併せ持ったイイとこ取り素材「KONBU」を使った日本製ミニトートバッグ。軽くて強度に優れる素材だが、自立できるほどの硬さがあるのも特長だ。ファスナーなどのないシンプル仕様で、ミニ205g/ミニミニ145gと軽量だ。

 

「予想を遥かに超える軽さで 手に持ったときとのギャップが強烈!」

デザイナー・山崎晴太郎さん

企業のデザイン戦略とブランディングを軸に、グラフィックからプロダクトまで幅広いディレクションを展開。デザインで社会を変えるという信念のもと、省庁や企業と連携し課題解決に取り組む。セイタロウデザイン代表。TV番組コメンテーターとしても活躍中。

※山崎晴太郎さんの「崎」の字は、正しくは「大」の部分が「立」になります。

 

 

小松マテーレ 株式会社

山本麻衣子さん

 

見た目からは想像できない 軽さと強度に可能性が広がる

山崎さん(以下敬称略) 小松マテーレさんは日本を代表するファブリックメーカー。アパレルをはじめカルチャー分野では知らない人はいないほど、優秀な繊維素材を作ってくださる会社です。独自開発「KONBU」は帆布生地のようなビジュアルですが、メチャクチャ軽くて驚きました!

 

山本さん(以下敬称略) 〝軽量で丈夫〟なのが最大の特長です。仰る通り一見綿帆布のようなのですが、「KONBU」はナイロン100%。強度も秀でており、バッグ類に好適な生地なんですよ。

 

山崎 ネーミングも面白いですよね。やはり〝昆布〟が由来で?

 

山本 技術者が加工条件を間違えて本来求めた風合いにならず、昆布のようなバキバキな生地が仕上がってきたことが由来です。

 

山崎 本当に、ナイロンとは思えないパリパリ感で、形状記憶性が高い。そして繰り返しになりますが、超軽い! なんというか、手に持ったときのギャップがスゴいです。想像を遥かに超える軽さで(笑)。そういう面をPRで推し出せたら楽しいですよね。ビジュアルと実際の質量の違いに驚く方がほとんどだと思うので、たとえば人間が入るぐらいの大きなバッグを作って、ポップアップでドーンと展示するとか。〝中に子どもが入れる強度があるけど、片手で持ち上げられるほど軽いですよ〟みたいなデモをしたら、強烈なインパクトを生むと思います。

 

山本 すごく面白いですね! ぜひ実現させていただきたいです。

 

山崎 Makuakeの第1、2弾でガシガシ使える大きめサイズのトートを展開したのは、このプロダクトの特長を世に打ち出すには正解ですよね。第3弾でより日常使いしやすいミニサイズを持ってくるのも、絶妙だと思います。

 

山本 女性のユーザー様から「ちょっとした外出に使える小さめのサイズがほしい」というご要望を多数いただきまして、ミニサイズの発売に至りました。カラーも、女性が使いやすい明るめの色とバイカラーを加えています。もちろん男性に使っていただくのもアリなのですが、今回はより女性が手に取りやすい仕様になっています。

 

山崎 老若男女問わず、使いやすそうです。個人的には蛍光色などのエッジの効いたカラーで、バカデカいサイズのものをひとつほしいです。大きい画材や撮影道具などをボンボン入れられるような。

 

山本 発色性が良いのも特長のひとつなので、蛍光色もいけます(笑)。ミニの次はメガサイズでも面白いかもしれませんね。

 

山崎 キッズ向けのリュックなども需要がありそう。うちの子だけかもしれないのですが、出掛ける際にお気に入りの図鑑を全部持って行こうとするんですよ。絶対に使わないのに、カバンをパンパンにして。そういう子どもにとって〝軽さ〟は圧倒的正義なので、キッズ向けに何かあったらいいなぁ。

 

山本 かわいい(笑)。確かに、「KONBU」のリュックなら図鑑のような重いものを入れても形状の崩れが軽減できそうですし、軽くて丈夫なので良いかもしれません。

 

山崎 ランドセルがあっても面白そうじゃないですか?

 

山本 撥水性も高いので、素材的には適していると思います。ランドセルも多様化していますし。

 

山崎 あと、傘にもできるんじゃないかと思うんですよ。「KONBU」って巻いて芯にできます?

 

山本 巻き付けると強度が上がりますね。

 

山崎 そういう加工ができれば、世界一軽い傘が作れそう。建築や洋服などの〝空間〟って〝骨(芯)と皮(面)〟で構成されていますが、「KONBU」でも〝骨〟の概念をプラスできたら、もっと用途が広がると思います。折りたたみできるモノやポケッタブルなモノが作れたりとか。

 

山本 なるほど! 「KONBU」の価値をより高めるモノが作れそうです。参考にさせていただいて、今後も皆さんに楽しんでいただける商品を展開していきたいです。

↑ドライ且つ、天然素材のようなナチュラルな風合いで、一見ナイロン生地とは思えない。軽さが最大の魅力だ

 

↑生地自体の高い硬度に加え、形状記憶加工によってしっかりと自立。底マチ付きで地面に置いてもへたらない

 

↑サイズはミニがW38×H22.5×D13㎝、ミニミニがW27×H19×D11㎝(写真はミニサイズ)。撥水・撥油加工あり

 

↑ミニで財布、スマホ、タブレット、ポーチ、マイボトル、傘などがすっぽり収納可能。外と内にポケットも

 

構成/ゲットナビ編集部 文/えんどうまい