いつの時代も変わらずカリスマ的人気を獲得しているスニーカーといえば「AIR JORDAN 1(エア ジョーダン 1)」ですよね! 復刻モデルやアレンジバージョンなど、発売されるたびのスニーカーファンやジョーダンファンのザワつきっぷりといったら、言わずもがなではないでしょうか。
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そんなエア ジョーダン1のオリジナルが発売されたのは1985年。いまからもう32年も経っているんです。エア ジョーダンファンのなかには「オリジナルにこだわりたい!」って人もいるかと思いますが、製造されて32年も経つとなると、経年劣化は避けられません。ですが、そんなヴィンテージモデルだって、修理しちゃえばまだまだ普通に履けちゃうのです。
経年劣化で致命的なのがソールです。アッパーはレザーなので、それほど劣化はしませんが、ソールはポリウレタンなので加水分解して、いつの間にかグズグズに……。そんなときこそ、ソールを交換すれば良いのです。そこで今回、スニーカーリペアの名店「カナムラ」のリペアの現場を緊急取材! その知られざる修理行程をリポートしていきます。
パッと見ただけではわからない加水分解の恐怖
こちらが今回リペアするエア ジョーダン1のオリジナルモデルです。ソールは一見するとピンピンしているようにも見えますが……。
しかしソールの中身は、このようにグズグズです。ポリウレタンが加水分解して、クッションの役割をまったく果たせなくなっています。
こちらが今回エア ジョーダン1のリペアを披露してくれた、シューリペアセンター カナムラのオーナー・金村昭彦さん。日本でも数少ないスニーカー修理職人で、スニーカー修理のパイオニア的存在です。
流れるような作業でソール分解の下準備!
分解後はソールのリペアに着手!
ソールが完成したら一気に仕上げ!
やはり製造されてから32年ともなると、ポリウレタンは完全にダメになっていましたね。だけどカナムラで今回披露していただいたように、ミッドソールを新品に交換すれば、まだまだ履けちゃうわけです。価格は状態や程度によりますが、5000〜1万3000円ほどを見ておけばいいでしょう。
カナムラではスニーカーの直接の持込みはもちろん、郵送にも対応しているので全国のスニーカーファンには心強い存在。クローゼットの奥に履くのを諦めたヴィンテージスニーカーは眠っていませんか? カナムラで修理すれば、まだまだ現役に復帰させてくれますよ!
【SHOP DATA】
シューリペアセンターカナムラ
住所:千葉県香取郡多古町多古2612
アクセス:東関東自動車道 富里インターから車ですぐ
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜
【URL】
シューリペアセンターカナムラ http://www.portland.ne.jp/~kanamura/index.html