イルクジと並ぶ絶大な人気を誇ったマリン系ファウンデーション(基金)モデル、それが1997年5月に誕生したW.C.C.S.モデル。特にスケルトン・フロッグマン仕様の評判は高く、プレミアムG-SHOCKの王道を突き進んだのです。
チタンフロッグマン然としながら、メタル部はSSという絶妙なデザイン
2代目イルクジの一つとして登場したチタンフロッグマンのスケルトンモデルから1年、ステンレススチールボディのスケルトン・フロッグマンが誕生しました。透明なストラップにプリントされたW.C.C.S.とは、国際サンゴ礁保護協会(World Coral-Reef Conservation Society)のこと。
スケルトン・フロッグマン2カラーのほか、DW-6900をベースにした4カラー、さらにはBaby-Gが6色ラインナップしたW.C.C.S.モデルは、売り上げの一部がサンゴの保護活動に寄付されました。
G-SHOCKブームが最も盛り上がった1997年の登場だっただけに、発売される前からプレミアが付き、特にフロッグマンタイプはほとんど一般の人が目にすることは少なかったはず。チタンではなくステンレススチールにしたため、金属部分の輝きが美しく、あまりにキレイ過ぎて、飾っておくためのG-SHOCKとも称されました。実際に海で使用すると、ステンレス部分がすぐに錆びてしまうのは、ダイバーズウオッチとしては致命的だったかもしれません。
ストリートを騒然とさせたW.C.C.S.の限定モデル。スケルトンボディのベースはチタンフロッグマンですが、ケースにはステンレススチールが採用されました。
スケルトンとフロッグマンという2大人気要素を兼ね備えた生粋の人気モデル。初代W.C.C.S.モデルのブルーロゴは、プレミアム化した発売当時、白ロゴの7ATより2万円ほど高い相場で推移していました。