ヴァンズのSK8-HI(スケートハイ)は、ヴァンズのクラシックラインの代表モデル。こちらは1978年に登場し、サイドのサーフラインが印象的なオールドスクールと同じ頃にリリースされたハイカットモデルです。通称「ハイトップ」とも呼ばれ、現在ではオールドスクールやスリッポン、エラなどと並び不動の人気を誇っています。こちらは、筆者がはじめて所有したスケートシューズでもあります。流行のシューズというよりは、コンバースのオールスターに近い定番で、高校時代にスケボーを始めたころ、友人が履いているのを見て「カッコイイ!」と思い、手に入れました。そんな思い出深いヴァンズのスケートハイが、サスクワァッチファブリックスとコラボしたのが今回紹介するモデルです。
国内ブランドの雄が提案する衝撃のカタチ
「サスクワァッチファブリックス」の名を聞き慣れない方もいると存じますが、こちらは東京を拠点とする日本発のメンズブランドで、「ドメスティックブランドの雄」といえるほど世界では著名な存在。ストリートにアートの要素を融合させた上質なデザインで知られ、世界の名だたるセレクトショップがこぞって製品を置くことで知られています。
さて、そのサスクワァッチファブリックスが、2016年春夏は“スケート”をテーマに、人気セレクトショップのビームスと組んで初の別注コレクションを展開。そのコレクションのなかには、同ブランドがヴァンズとの初のコラボレーションを実現したTシャツとロンT、そしてスケートハイの3つの型をリリースするとのこと。前置きが長くなりましたが、そのスニーカーこそ、今回紹介するサスクワァッチファブリックス×ヴァンズのスケートハイです。
そんなスケートハイは、これまでにも様々なブランド別注のベースになりましたが、いままでの別注はいずれもアッパーにグラフィックやフォトプリントでアレンジしたものでした。しかし、今回は、靴紐のないスリッポン仕様にアレンジ。ここまでインパクトの強い別注は今までになかったのではないでしょうか?
2種のシューレースが付属し3WAYで楽しめる!
甲の部分にゴムを施した、サスクワァッチファブリクスを代表する手法を採用。スケートハイにサスクワァッチファブリクスのエッセンスが加わることで、まったく新しいスケートハイが誕生しました。靴紐無しではもちろんのこと、長さの異なるシューレースが2本付属しているため、3WAYで履き方を楽しむこともできます。
甲の部分に幅広なゴムを施しており、足をしっかりとホールド。シューレースなしでも問題なく履きこなすことができます。
ソールはヴァンズ定番のバルカナイズドソールでしなやかな作り。アウトソールは2種類のトラッドパターンをつま先・甲・かかとの3か所で使い分け、グリップ力を高めています。
ネイビーで統一され、ソリッドな印象を与えるアッパー。スウェードとコットンキャンバスによるコンビネーションとなっています。
2種類の長さのシューレースが付属し、3WAYで履くことができます。片足はヒモ無しで、もう片方はヒモありなんて履き方もありです。
インソールにはサスクワァッチファブリクスとヴァンズのブランドロゴとアイコンがプリントによって刻まれています。
ヒールのパッチにはアッパーと同色のヴァンズのロゴとアイコンプリントが入ります。
シューレースなしのスリッポンタイプへと大胆にアレンジされた、別注スケートハイ。僕たちが前から知っているスケートハイとはまったくの別物かと思えば、そうではなく、きちんとスケートハイのディテールを残しながら、斬新な印象へとアレンジされたものでした。意表を付くデザインを得意とするサスクワァッチファブリクスだからこそ成せる巧みの技ですね! 1万円台のリーズナブルな価格もうれしいです!
サスクワァッチファブリクス×ヴァンズ スケートハイ
1万2960円
甲の部分をゴムで覆ったスリッポンタイプのスケートハイ。長さの異なる紐が2本付属しており、3WAYで履き方を楽しめます。
【URL】
BEAMS http://www.beams.co.jp/
(問)ビームス 原宿 03-3470-3947
サスクワァッチファブリクス http://www.sasquatchfabrix.com/
サスクワァッチファブリクス×ヴァンズ スケートハイ http://catalog.beams.co.jp/2016ss/casual/detail2.html