ファッション
2018/5/18 17:00

長財布なんてもう古い!? 今選ぶべきはスマートに持てるミニ財布だ

今持っているその財布、もう何年使っていますか?

 

財布は長く同じものを愛用している人が多く、ある調査では半数近くの人が3〜4年は使っていると回答しています。

 

使い勝手がよく手馴染みもよくなると、ボロボロに糸がほつれてきていたり、黒ずんできてしまっていたりしても、なかなか手放せないもの。でも、本当にその財布はあなたに合っているでしょうか? 不要なポイントカードが山のように入っていてかさばっていたり、現金をあまり持ち歩かないのに大きな小銭入れがついたものを使っていたりしているなら、金運も逃げていってしまいます。この際、見直してみましょう。

 

しばらく長財布が文字通り幅を利かせてきましたが、昨今はコンパクトなタイプに人気が集まりつつあるという財布。買い換え時期や選ぶポイント、今シーズンのおすすめモデルについて、阪急うめだ本店のハンドバッグ・婦人靴商品部 財布担当バイヤー、山田恵子さんに聞きました。

 

トレンドは、かさばらずに持ち歩けるミニサイズ

小さなバッグに合わせて財布もミニタイプが主流

阪急うめだ本店によると、年々クラッチバッグやポーチタイプ、ポシェットタイプなどの小さなバッグの売れ行きが高まり、それに合わせるようにして財布の大きさも、小さなものが売れているといいます。

「ミニウォレットの流行は、電子マネーで買い物ができる場所が増えたり、クレジットで支払うとポイントがついたりするので、徐々に現金多く持ち歩かず、カードで済ませる方が増えてきたことも影響していると思います。以前は紙やプラスティックのポイントカードだったものが、店舗ごとに携帯電話のアプリでポイントが貯められるようになるなど、お財布を取り巻くシステムが変わってきています」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

ではミニ財布を、どう選んだらいい?

財布は使い勝手のよさが大切なアイテムなので、プレゼントとしての需要より、自分でチョイスする人が多い傾向にあります。価格も、すぐに買い換えるものではないため、「気に入ればあまりこだわらない」としている人が多いのだとか。
「30代女性には、上品な色合いのものがとても人気です。派手な色や柄のものを持っていた20代から、クレージュ系、ピンク系など、落ち着いた大人の女性の雰囲気に合うものを手にする方が多いですね」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

財布の中身を見直そう!  必要なものだけを持ち歩くスタイル

今のライフスタイルからぴったりの財布を探す

デパートの財布売り場に行くと、つい見た目の美しさに惹かれて選んでしまうものですが、ここはじっくりと自分のライフスタイルを振り返って、どのような財布が機能的で使いやすいと感じるかを考えてみましょう。

 

メインとなる支払いをほとんどカードや電子マネーに切り替えている人は、名刺入れサイズのものがおすすめです。ちょっとした小銭が入るコインケースや、折りたたんだお札を忍ばせておくことができるものを選ぶと、急なトラブルやカードが使えないお店などで慌てません。カードと現金を半々、または現金をメインで使っている人は、お札を折らずに入れることができるタイプがおすすめです。

 

かさばるレシート類、ポイントカードは収納の仕方を考える

常に財布の中に入れておくべきポイントカードは、本当によく行くお店のものだけで十分です。何ヶ月も経っているのにひとつしかスタンプのついていないものや、あまり行かない土地のお店のものなどは思い切って処分するか、机に収納しておいてよいでしょう。また、よく行くお店についても、アプリに切り替えられるポイントカードはアプリを導入し、なるべく持ち歩くものが少ないよう考えてみます。

 

レシートや領収書を財布に溜め込んでしまう人は、帰ったらすぐにそれらをまとめておけるよう、収納の仕方を考えてみましょう。レシートを財布から出すときに家計簿につける、などと決めてしまうと、なかなか作業できないときにレシートが溜まってしまうので、一時的な保管場所を決めておき、家に帰ったら財布から今日の分のレシートを出しておきます。できたら「水曜日は会計の日」などと作業する曜日を決めておくと、効率よく作業できるでしょう。

 

それでは具体的にどのようなミニ財布が人気なのか、山田さんがおすすめする5つを見ていきましょう。

 

阪急うめだ本店おすすめミニ財布5

 

1. カードメインのタイプが男女問わず人気

フランス・アルラン社のゴートレザーを使った、カードを差し込めるタイプのウォレットには、コインケースもついています。ファスナー付きで片マチなので、最低限の現金とカード、という人にぴったりです。細かく型押しされた革は、傷が目立ちにくいのも魅力です。


ラルコバレーノ「スマートミニウォレット」2万3760円

「ブランドのベストセラーにもなっているアイテムで、小さめのバッグの他にも、ジャケットのポケットやボトムスにもスマートに入れられて、かさばりません。メンズ向きのカラーラインナップもあり、男女問わず購入される方が多いです」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

2. 個性的なデザインに大人らしい上品さが漂う

人気あるヒロコハヤシの二つ折り財布は、本物のボタンが埋め込まれたようなデザインもさることながら、5段に分かれたカード入れと、ガバッと大きく開く小銭入れが、収納力抜群で使いやすいと評判です。レジでスマートに会計できるような、大人らしさも併せ持つ財布を選びましょう。

ヒロコハヤシ「薄型二つ折り財布」2万9160円

「まるでアートのような世界観のある、デザイナーのこだわりが詰まった個性的なデザインです。他の人と違うものを持ちたい方や、トレンドだけには流されないこだわりのある方などに人気。軽くてコンパクトながらも、大きく開く小銭入れが使いやすい。デイリーでもお出かけにも対応できるデザインです」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

3.ミニバッグにぴったりのコインケース付き

中面には、両サイドに3段ずつカードを収納でき、中央部分にはオープンタイプのコインケースがついていますが、小銭がこぼれないような設計になっています。手のひらサイズで、ジャケットのポケットやミニバッグにぴったりです。

クォーレ×カワカワ「L字ミニ財布」1万800円

「薄くて軽く、ファスナーを開くとお札、小銭、カードが瞬時に判別できて取り出しやすいのが人気の秘訣です」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

4.お札も小銭もしっかり収納しつつ折り畳める

女性のための上質なレザーグッズを展開しているエポイのシキシリーズは、日本の伝統色をモチーフにしたカラーバリエーションが豊富です。中面にはカードとお札、裏側にはボタンタイプの小銭入れがつき、収納力に優れている上、キーケースほどに折り畳めるのが魅力です。

エポイ「三つ折財布」2万1600円

「コンパクトですが、小銭入れがBOX型なのでコインを選びやすく、お札を折らずに収納できます。デザインがシンプルなので飽きが来ず、長く使えるのも人気の理由です」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

5. 鮮やかな色味! コインをたっぷり収納できる

デザイナーの兄弟が立ち上げた革小物ブランド「イロセ」は、古語で「兄弟」という意味。鮮やかで上品なイエローをはじめ、8色を展開しています。レザーの裏側にしっかり処理がなされているので毛羽立たず、コロンとした姿が女性らしさをイメージさせます。

イロセ「シームレスミニウォレット」1万2960円

「1枚の革を縫製することなく、折り込んで作られたシンプルなデザインです。手に馴染むコンパクトなサイズでありながらも、折ればお札が収納でき、小銭やカードが落ちないようゴムで留めることができるので、安心感があります」(阪急うめだ本店・山田さん)

 

財布は、毎日かならず持ち歩く大切なアイテム。上品でスマートなミニ財布なら、機能的で使いやすいだけでなく、自立した大人の女性を感じさせてくれます。カードや電子マネーも上手に取り入れながら、自身の財布事情を見直してみませんか。

※価格はすべて税込です

 

【店舗情報】

阪急うめだ本店(1階財布売り場)

所在地:大阪府大阪市北区角田町8-7
問い合わせ Tel:06-6361-1381

https://www.hankyu-dept.co.jp/

 

取材・文=吉川愛歩 構成=Neem Tree

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

at-living_logo_wada