ラコステ ジャパンは、ブランドの新たなチャレンジとして、年代に縛られず古着から新作まで取り扱う期間限定のショップ「OLD meets NEW」を本日から9月25日まで“表参道ベーカリーカフェ426”にオープンしました。ポロシャツで特に有名なファッションブランド、ラコステが提案するOLD meets NEWってなんだ? ファッションホリック編集部員野田が同ブランドの発表・内覧会に行ってきましたのでレポートします。
このショップの主役は「古着」で、全国から収集した約400点のラコステの古着が店頭に集結。その年代のオリジナルモデルなどを購入できる他、古着と今季の秋冬の新作をミックスしたコーディネートなど、“OLD meets NEW”をキーワードに、年代に縛られない、より自由で新鮮なファッションの楽しみ方を提案します。
最初に登場したのは、ラコステ ジャパン代表取締役の李 孝(リー タカシ)さん。李さんが言うには、「“OLD meets NEW”には2つの意味が込められています。1つは古着と新作を大胆にMIXした新しいファッションを楽しんでもらいたい。本当に良いものを選んで、長く大切に着てほしいです。そして、もう1つがラコステの歴史あるコアな価値観を守りながら、新しいモダンなイメージを発信すること。多くのユーザーが思い描いているブランドイメージを壊していきます」とのこと。確かにファッションブランドは常に新作アイテムをリリースし、ユーザーに購入してもらうというのがセオリー。そのような中、新作と一緒にラコステの古着を販売するショップとは挑戦的な試みに挑んでいます。
続いて登場したのは、ラコステジャパン マーケティング部 部長 櫻間史子さん。彼女からビックリする発言が……。「日本では未発売のまま、破棄される洋服が年間約14億着あります。これは生産数に対して約50%の割合です。現在、日本では大量生産・大量廃棄という問題に直面しているのです」と、衝撃的な事実が発表されました。その問題に対して、ラコステのブランドだから、どのようなことができるのか?と考えた末に辿り着いたのが同プロジェクトだったと言います。
店内では、ニュークラシックやユースカルチャー、フレンチシックなモノトーン、アーバンスポーツ、パワードレッシングといった5つのテーマでMIXコーデのスタイリングを提案し、展示中。その一連のコーデをまとめたルックブックも配布予定です。そして購入者には限定オリジナルステッカーや限定オリジナルドロップのプレゼントも実施。
また、期間中、UPCYCLE(アップサイクル)オーダー会も実施。これは、元の製品より価値の高いものを生み出すもの作りの新たな方法で、過去に販売したラコステのポロ/Tシャツを持参した方、もしくは店内で古着を購入した方に対し、テキスタイルレーベル「YUKI FUJISAWA」のデザイナー藤澤ゆきさんが洋服に箔を施してプレゼントします(毎日先着3名)。
最後にUPCYCLEオーダー会は、期間限定ショップOLD meets NEWの閉店後も実施予定。年内においては、ラコステの各ショップにて、1か月に10名程度を対象に継続的に展開していく予定とのこと。
古着を用いたファッションの可能性に光を当てた今回のプロジェクト。時が経っても衰えることのない“タイムレスな価値”を大切にしているラコステらしい、大量廃棄問題に対する解決策ですね。お父さん、お母さんのタンスから。または自分のクローゼットの奥から引っ張り出して、着なくなった洋服に古着として、あらためてフォーカスするのも良いかもしれません。
「OLD meets NEW」限定ショップ概要
■日時:9月13日~9月25日 午前11時~午後7時
※9月14日のみ、午後9時まで営業
■場所:表参道ベーカリーカフェ426(東京都渋谷区神宮前4-26-18 原宿ピアザビル1・2階)
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