マイケル・ジョーダンと共にシカゴ・ブルズの黄金時代を築いた名プレイヤー、スコッティー・ピッペン。その彼の足元を支えた名作、ナイキのエアモアアップテンポが復刻されました!
昨年から復刻の噂はありましたが、結果的には日本未発売の海外モデルというかたちでリリース。海外モデルということに少々不満でしたが、そんなことはいってはいられません。出でくれただけでいいんです!
エアモアアップテンポが発売されたのは1996年。そうです、ナイキのエアマックス95が発売された翌年にあたり、ハイテクスニーカーブームの真っ盛りです。 “エアマックス狩り”なんて物騒な事件が起きるほど、世間がスニーカーに熱狂するさなかに登場しました。当時、サイドの大胆な“AIR”のデザインが絶大な支持を得て、ストリートでも大流行したのがこのモデルです。アトランタオリンピックでピッペンがこのシューズを履いて繰り出した華麗なプレイにホレボレした方も多いのではないでしょうか? ワタクシ本間もそのひとりでした。それでは待望の復刻をはたしたエアモアアップテンポ早速見ていきましょう!
本モデル最大の特徴といえるのは、やはりアッパー全面を覆うように配された“AIR”の文字でしょう! ホワイトのスムースレザーとデュラバック(合成革)の二重構造は立体感があって、インパクト抜群。
ソールはフロント、ヒール、ヒール中央部と3か所それぞれにエア圧の違った3個のエアを組み込んだ、トリプルエアを搭載しています。まさに当時のナイキの最新ソール技術を結集させたモデルといえます。
トウやヒールにはデカデカとナイキお馴染みのスウォッシュマークが配されています。このマークは、アウトソールも含めると片足だけで7か所! これはアトランタオリンピックで世界中継されることを想定した戦略的なデザインだと推測されます。なんせ、世界中にコレを履いたドリームチームプレイヤーの勇姿が放送されるわけですから、こんな絶好のPRチャンスはありませんもんね!
ボリューミーなアッパーを備えているので、フィット感は極めて高め。王道のソックタイプではありませんが、それに近い履き心地です。ソールはトリプルエアを搭載しているだけあり、足が地面に設置した瞬間から蹴り出すまでの動作をスムーズにサポートしてくれます。
待ってましたとばかりに待望の復刻を果たしたナイキのエアモアアップテンポ。いかがでしたでしょうか? ワタクシはこのモデルの登場にただただ懐かしかったのと、改めてみる強烈な“AIR”の文字の存在感に隠れたスウォッシュマークの多さに驚愕! これはいままで気付きませんでしたね。それとトリプルエアはやっぱり最高で、メチャクチャ履きやすいです。ワタクシとしては、シューズ自体のボリューム感が強いので、シンプルになり過ぎがちな夏のコーデのアクセントにしたいと思っております。
ナイキ エアモアアップテンポ
5万4540円(参考価格)
1996年、当時のナイキのエアソールテクノロジーを集結して開発された名バスケットシューズ。NBAプレイヤーのスコッティ・ピッペンが愛用していたことでも知られている。
【URL】
ナイキジャパン http://www.nike.com/jp/ja_jp/
キックスラボ http://store.kickslab.com/