ファッション
2020/12/30 18:00

ビビッドな文字盤の人気が上昇! 2020年を彩った「カラーダイヤル高級腕時計」4選

腕時計のトレンド色として数年前から注目されているのがグリーンだ。技術の向上で発色も多彩になったうえ、文字盤表面の仕上げを変えたり、グラデーションを加えたりして魅力を広げており、選ぶ楽しみがある。今回は、GetNaviの時計担当・青木宏彰とGetNaviの兄弟誌である時計専門誌「WATCHNAVI」編集長・水藤大輔のコメントともに、2020年を彩った「カラーダイヤル腕時計」を紹介していこう。

 

本格時計1本目は保守的でも2本目なら個性的な色に挑戦

最初の本格時計なら黒か白を選んでおけば間違いないが、もっと個性を主張できるグリーンやビビッドな文字盤色の人気が上昇中だ。

 

「息苦しいコロナ禍のなか、ロレックスのカラーダイアルが気分を盛り上げてくれました」(青木)

 

「鮮やかな明るい色は、これまで同じトーンできれいに仕上げるのが困難でした。塗料や塗装技術が進化したことも、カラーダイアルが流行している理由です」(水藤)

 

2本目以降なら、思い切ってビビッドカラーに挑戦してみたい。

 

【その1】ROLEX (ロレックス)

創業年=1905年 創業地=イギリス/ロンドン

5色のバリエーションをすべて揃えたくなる

© Rolex/Alain Costa

オイスター パーペチュアル 36

Ref.126000

58万8500円

知名度世界一の高級実用時計ブランドのロレックスが、日付のないスタンダードモデルに5色のバリエーションを追加。明るいラッカーダイアルは着けるだけで楽しい。約70時間駆動の新世代の自動巻きムーブを搭載。

↑グリーンのほか、ビビッドなイエローやオレンジ、フェミニンなピンク、ターコイズブルーも選べる。男女共に使える小ぶりな36㎜径だ

 

【その2】H.MOSER & CIE.( H.モーザー)

創業年=1828年 創業地=ロシア/サンクト・ペテルブルグ 

得意のグラデーションで優美なグリーンを演出

ストリームライナー・センターセコンド

Ref.6200-1200

236万5000円

1920〜30年代に活躍した高速鉄道の流線形に着想を得て、ラグを廃したブレスレット一体型モデル。幻想的なグラデーションが美しいアイコニックなフュメダイアルにグリーンを採用した。自動巻き。

↑最新クロノグラフはブルーフュメ。時分針とは別に、60秒積算針と60分積算針をセンター軸にセットした同軸4針の個性的な機構が特徴だ

 

【その3】IWC SCHAFFHAUSEN(アイ・ダブリュー・シー シャフハウゼン)

 創業年=1868年 創業地=スイス/シャフハウゼン

名機の魅力を広げるバーガンディとグリーン

ポルトギーゼ・クロノグラフ

Ref.IW371616 87万4500円(2021年1月1日に価格改定の予定)

上品なインデックスと針、縦に並ぶ二つ目が特徴の人気クロノグラフが、2019年末に自社製ムーブメントにアップデート。2020年にその新色が追加された。艶やかなバーガンディダイアルが腕元を華やかに装う。自動巻き。41㎜径。

↑新色バリエーションには鮮やかなグリーンも揃う。オリジナルカラーのシルバーには、待望のブレスレット仕様が加わった

 

【その4】CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)

創業年=1888年 創業地=スイス/ルツェルン

鮮やかな4カラーで春夏秋冬を表現

パトラビ トラベルテック カラー エディション フォーシーズンズ

Ref.00.10620.08.93.03(オレンジ)

各146万3000円

10時ボタンでインターベゼルを回せば、最大3地域の時間がわかるGMTクロノグラフの新色。春(グリーン)・夏(イエロー)・秋(オレンジ)・冬(ブルー)を表現した鮮やかな色でリューズとストラップもコーディネート。自動巻き。

 

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