11月に発売となるブルガリの新しいタイムピース「オラ・ドムス」は、マルチタイムゾーン表示に対応した時計です。ブルガリにしか作りえない、大胆なフォルムと複雑なメカニズムが融合したタイムピース。本機に秘められたメッセージとともに、特徴を詳しく見ていきましょう。
イタリア語でオラは「時間」、ドムスは「家や空間」
モデル名の「オラ・ドムス」が表すとおり、この時計はホームタイム(母国時間)とローカルタイム(現地時間)の2つの時間を読み取ることができる、マルチタイムゾーンウオッチです。
ケースはスクエアとオーバルをミックスさせたような、大胆な形状の「ダブルエリプスケース」を採用。これに3つの針と、複数の小窓表示を組み合わせて、確固たる個性を持ちながらも、判読性に優れたデザインを構築しています。
1本の針は中空きになっていて、ローカルタイムを示す時針の役割を果たします。自分がホーム(母国)にいる時には、もう一本の時針と重なった状態に収納できるので、不必要に情報を表示することはありません。
文字盤中央の4つの小窓は、12時側がホームタイムのAM/PM表示。そこから時計回りに、ローカルタイムの昼夜判別、ローカルタイムを象徴する都市名、サマータイムとウィンタータイムの設定表示となります。
ローカルタイムを表示する三角マークは、都市選択時に下を向いたり上を向いたりします。
操作はすべてひとつのプッシュボタンのみ。ボタンを押すと都市が選択でき、ホームタイムとローカルタイム、それぞれに関連する情報が一度に同期できます。操作も情報表示も簡潔そのものですね。
ムーブメントは、自社製造のキャリバー ソロテンポをベースに新開発モジュールを追加。48時間パワーリザーブで毎時2万1600振動となります。
この時計は、ホームタイムに重きを置いて開発された印象を受けます。時間も場所も関係なく仕事ができてしまう時代にあって、常にあらゆるタイムゾーンを把握するのではなく、心と時間はいつも母国にある。そんな、ホームを愛するエグゼクティブにとって、本機は欠かせないタイムピースと言えそうです。
ブルガリ
オラ・ドムス
Ref.102337(ブラック)
Ref.102337(シルバー)
各419万円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(キャリバー ソロテンポにモジュール搭載)
素材:18Kピンクゴールドケース(リューズにセラミックをインサート)、アリゲーターストラップ
サイズ:直径45mm
防水性:30m
【URL】