腕時計の文字盤といえば、白/シルバー/黒が定番。一時期、グレーや茶色などの別色の文字盤が流行しましたが、定着するまでにはなりませんでした。
しかし、最近増えているのが青文字盤の時計。数年前より品のある色として高級時計を筆頭に採用するモデルが増加し、時計業界での定番化は目前という状況なんです。そこで今回は、時計専門誌の編集者がいま注目の青文字盤時計3モデルを厳選! デザイン・機能性・コスパの3要素で評価しました。
【今回のガイド】
時計専門誌編集者
水藤大輔さん
時計専門誌「WATCH NAVI」の編集者として、毎年時計の本場スイスを取材。ウオッチコーディネーターの資格も有する。
【今回紹介する3モデルはこれ!】
歴史を感じさせる濃紺ダイアル
(写真中央)
オリス
ダイバーズ 65
Ref.733 7720 4055DBL
22万6800円
1965年製ダイバーズを、直径42mmという現代的なサイズで再現したモデル。深みのある青文字盤と、経年変化をイメージしたベージュ夜光インデックスがレトロな雰囲気を盛り上げてくれます。
SPEC●ムーブメント:自動巻き●素材:SSケース、NATOストラップ●防水性:10気圧●サイズ:直径42mm
【水藤さんのCHECK!】
デザイン性 ★★★★
機能性 ★★★
コスパ ★★★★
「名前こそダイバーズですが、スポーティーな印象は控えめ。潜水用に使うことはできませんが、トレンド感のある復刻具合は見事の一言です」(水藤さん)
ミリタリー顔が和らぐ絶妙ブルー
(写真右)
ハミルトン
カーキ フィールド オート
Ref.H70605943
9万720円
アースカラーのブルーを定番「カーキ」の文字盤色に採用し、ストラップも同色で統一したモデル。直径42mmのケース内には、標準持続時間80時間を誇るCal.H-10を搭載しています。
SPEC●ムーブメント:自動巻き●素材:SSケース、キャンバスストラップ●防水性:10気圧●サイズ:直径42mm
【水藤さんCHECK!】
デザイン性 ★★★★★
機能性 ★★★
コスパ ★★★★★
「定番モデルなのに、ほかにはない色味というギャップが魅力。ストラップの質感も良く、店で見かけたら衝動買い確定!」(水藤さん)
表情豊かなサンレイ仕上げの青フェイス
写真左
ルイ・エラール
1931スモール セコンド ヴィンテージ
Ref.LE66226AA25BDC84
20万5200円
9時位置に小秒針を置いたクラシックな3針ウオッチ。ベゼル幅を狭くとることで文字盤面積を最大化しています。盤面にサンレイ仕上げを施し、美しい「青の世界」を作り上げたモデルです。
SPEC●ムーブメント:自動巻き●素材:SSケース、カーフストラップ●防水性:5気圧●サイズ:直径40mm
【水藤さんCHECK!】
デザイン性 ★★★★★
機能性 ★★★
コスパ ★★★★
「本機の魅力は、青文字盤の光沢と長さのある分針の美しい調和。価格以上の高級感が楽しめる1本です」(水藤さん)
今回紹介した3モデルは、上品でありながら軽快さを感じさせ、カジュアルシーンにもフォーマルシーンにもマッチする1本となっています。新しい時計の購入を検討している方は、ぜひ「青文字盤」時計にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。