スポーツブランド「デサント」は、ハイスペックプレミアムカテゴリー「DESCENTE ALLTERRAIN(デサント オルテライン)」(以下、オルテライン)の非日常・日常を両立させるアウトドアスポーツウェアカテゴリー「DESCENTE ALLTERRAIN 81(デサント オルテライン エイティワン)」(以下、オルテライン81)より、カテゴリー初となる2023年秋冬コレクションの展開を発表しました。
好調オルテライン81の強化で“テックウェア”市場でのさらなるシェア拡大へ
デサントは2023年2月にプレミアムスポーツブランド戦略を始動。これまでやってきた各カテゴリーを2つの軸に集約しました。一つはスポーツのDOのシーンにおいてユーザーのパフォーマンスをサポートする「アドバンスドスポーツ」。そしてもう一つが、水沢ダウンやオルテラインに象徴される「ムーブウェア」で、科学や技術を応用した素材や機能的なデザインながら、幅広いシーンで着用できるような実用性を兼ね備えています。新たなファッションジャンルであるテックウェア市場に向けてオルテライン81と「DESCENTE ALLTERIN I/O(デサント オルテライン アイオー)」の2カテゴリーの発売を開始しました。
両カテゴリーともに目標売上比2桁を超える好調さを記録しており、その好調の要因をデサントジャパン デサントマーケティング部門 部門長代行の大辻俊作氏がこのように振り返ります。
「コロナ禍を経て、ユーザーの購買動機も大きく変わってきたのは皆さんもご認識だと思います。他人にどう見られるかよりも、自分がどうしたいのか、どういうふうに見えたいのか。機能を感じたい、快適性を求めたいというような動機でウェアを購入される方が非常に増え、機能性や着回しのしやすさが、拡大するスポーツウェア市場でも非常に大きくなっています。そういったなかで、私たちの得意な技術や機能を落とし込んだウェアがお客様に受け入れられたと考えており、6月から8月の店頭での売り上げは昨年比200%の倍増を記録しました」。
どんなシーンでも着用できる機能性とデザインを備えたシーンレスなファッションを求める意識の変化に加え、昨今の酷暑といった気候変動も需要を後押ししたとも考えられています。この好調を受け今回、オルテライン81ではカテゴリー初となる秋冬コレクションを展開することにより“テックウェア”市場でのさらなるシェア拡大を図ります。
快適に秋冬シーズンを過ごせる商品を新たにラインナップ
機能性と快適性を追求し、日常にも溶け込む360度シーンレスなオルテラインならではのアウトドアスポーツウェアがオルテライン81です。
①身体に馴染み運動性や快適性をもたらすスキーウェア由来のパターンメイキング。
②アウトドア&デイリーユースをかなえる機能のこだわりをアイコニックかつ取り入れやすく落とし込んだデザイン。
③高機能素材を適材適所で使い分ける。
といった3つの軸で商品開発されています。そして、2023年の秋冬コレクションでは新たに3つの強化ポイントがあります。
「一つ目は、23年春夏で非常に好評をいただいたシェルジャケットをさらにアップデートして展開を強化。二つ目は、レイヤリングアイテムの充実です。春夏とは違い、秋冬では重ね着をするシーズンになりますので、シェルとインナーを合わせることから、インナーアイテムでもこれまでデサントでは、あまりしてこなかった技術や素材を使用しています。そして三つ目が、機能性や数字には表せない着心地のさらなるアップデートです」(同社カテゴリーマーケティング1課 課長 山内洋佑氏)
秋冬ならではのレイヤリング展開
ここからは主な商品のラインナップを紹介します。まずは春夏で好評だったシェルジャケットのデザインやコンセプトはそのままに、柔らかい着心地を追及した代表的アイテムと、秋冬ならではの軽量性と保温性を持ち合わせたレイヤリング用のセットアイテムです。
【その1】ゴアテックスジャケットSP
GORE-TEX(以下ゴアテックス)の裏にC-KNITを採用することで、非常にタッチが柔らかくなっているアクティブシェルジャケット。耐久性、防水透湿性、防風性を持ちながら、柔らかな着心地になっています。左右脇下にはベンチレーションファスナーを配置し、通気性を確保。脇下から腕にかけてガセットパターン設計を施し、腕を上げても裾が持ち上がりにくいアウトドアの動きに追随。容量が大きなフロントポケットが最大のデザインであり機能にもなっています。
【その2】エアーフレイクパーカー
ゴアテックスジャケットSPの前身頃、衿ぐり後ろに配置された固定用パーツ、TAB CAPを使用し固定することで、レイヤリングスタイル時にも快適に脱ぎ着をすることができるパーカー。表地は少しシワ感のある表情が豊かなリサイクルナイロン素材を使用。機能的に撥水されるので、多少の雨でも十分に機能を発揮します。中綿には空気の層を作ることで衣服内を温かく保つエアーフレイクを使用し、中綿を抑えるステッチを限りなく減らすことでコールドスポットを少なくし保温性を高めています。10月初旬発売予定。
【その3】エアーフレイクベスト
ゴアテックスジャケットSPの前身頃、衿ぐり後ろに配置された固定用パーツ、TAB CAPを使用し固定することで、レイヤリングスタイル時にも快適に脱ぎ着をすることができるベスト。機能や素材は、エアーフレイクパーカーと同上です。10月初旬発売予定。
アウトドアやデイリーユースでも活躍
続いては、バックパックを背負うアウトドアシーンをベースに考えたアクティブジャケット。ややゆとりのあるシルエットで、携帯電話を収納するのに便利なモバイルポケットを内蔵したデイリーユースでも活躍するシャツジャケット。さらにはスタイルが良く見えると好評のパンツなど、シーンに合わせて活躍するアイテムがカラーも豊富に揃っています。
【その4】ゴアテックスジャケットBP
アウトドアでも活躍するジャケットは、バックパックを背負うことを想定して肩線を後ろにずらして擦れを抑える機能とデザインを融合。フロントポケットの配置も、バックパックのチェストベルトや腰ベルトをつけてもポケットが使用できるよう考慮されています。
【その5】パーテックスプリマロフトカーディガン
人工羽毛「PRIMALOFT(プリマロフト)」を中綿に使用したカーディガンは、ダウンと同等の保湿性に加え、撥水性も備えるアイテムです。ゴアテックスコートと合わせて重ね着も可能で、フロント、袖口、内衿のタブで連結することでさらに保温性を高めることができます。10月初旬発売予定。
【その6】オーバーL/Sシャツ
アウトドアユースに適した撥水機能とストレッチ性を兼ね備えるコーデュラリップ素材を使用するも、シンプルなデザインと豊富なカラーでアウトドアシーンだけでなく都市生活でも活用できるシャツジャケット。軽量でややゆとりのあるシルエットなので、重ね着にも最適なアイテムです。
【その7】テックソフトジャケット
防風機能を持つ肌面グリッドフリース素材を使用したソフトシェルジャケットは、身頃脇から袖下までを1枚の生地で構成することにより、動作時の快適性が考慮されています。袖口はゴムスピンドルとストッパーでの調整が可能です。
【その8】DSパンツ
23春夏ではシルエットがきれいで動きやすいと好評だったパンツ。通常パンツは左右前後の4枚の生地で構成されますが、こちらは左右2枚にすることで、気になるサイドの当たりを低減。スリムなシルエットながらそうしたパターンで履き心地も良く、スタイルが良く見えるとの声も。通常座っていると少し腰を上げないと使いづらいバックポケットの片方は、縦ファスナー仕様にすることで座ったままでもポケットの中のモノが出し入れできます。
記録的な酷暑もようやく収まり、次にやってくるかもしれない極寒。雪山をルーツに持つデサントの360度全方位をカバーするオルテライン81があれば、冬の厳しさも快適に乗り越えられるかもしれません。まずはその機能性とデザインを確かめてみてはいかがでしょうか。
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