アークテリクス初のブランド・エクスペリエンスイベント「ARC’TERYX MUSEUM」が4月20日から5月5日まで開催中です。そのメディア向けに開催されたレセプションに行ってきました。
アークテリクス本社のアーカイビストが登場!
レセプション冒頭にて、アメアスポーツジャパン アークテリクス ブランドヘッドを務める高木 賢氏より挨拶。「ご来場のメディア、顧客の皆様に支えられてアメアスポーツジャパンとしてアークテリクスを展開して今年で10年の節目の年を迎えることができました。原宿に最初のブランドストアを構えて10周年の年に原宿の地で開催することができ嬉しく思います。現在ブランドストアを15店舗ほど構えていますが、私たちの世界観やフィロソフィーをお客様に伝えきれていない。このイベントを通じて“LEAVE IT BETTER”を様々なゲストの皆様に感じていただきたいです」と開催に込めた想いを語りました。
オープニングトークには、アークテリクス本社のアーカイビストダレン リッテン氏、山形県の月山を中心に活動する山岳ガイドの石沢孝浩氏、帯広市で農家とテレマークスキーヤーとして活動する石橋仁氏のブランドアンバサダー2人が登壇。
ダレン氏は、何がアークテリクスをスペシャルなブランドにしていると思うかという問いに、「創始者のデイブは自身がクライ マーでよりよいものを作ろうとテストを重ねた。厳しい環境で何度もトライアンドエラーを行い、その上でデザインを妥協なく追求しつづける精神は、今もブランドに息づいている」とアークテリクスのモノづくりの信念であるクラフトマンシップに触れ、オープニングトークを締め括りました。
展示会場は3フロアに分かれています。1階には、90年代から現在に至るまでの希少なプロダクトを100点以上展示。そして、東京・丸の内ブランドストア、大阪・心斎橋ブランドストアにて展開中のReBIRDカウンターをイメージしたスペース。
2階に行くと、開発当時の貴重な資料や、プロダクトの解剖をコンセプトとした映像で、そのイノベーションの変遷を見られます。まずは、1998年に誕生した「ALPHA SV JACKET」。クライマーの原点で4年近い歳月をかけて作り上げられたこのジャ ケットは、止水ジッパー、防水シーム テープ、生地素材、フード形状など様々なテクノロジーを採用しています。
続いて、1994年に誕生した「BORA BACKPACK」。VAPOR HARNESSで高い評価を受けた、熱成形型3Dフォームを採用し、これまでにない背負い心地を実現。今も進化を続けるBORAシリーズの変選を辿れます。
一番奥には、アークテリクスの原点であるハーネス。1989年初期のシリーズから、熱成形フォームを使用する原点となったVAPO R、そして最新のSKAHAハーネスまでのテクノロジーの進化を辿れます。
3階ではデザイン、そして生産の拠点を映像インスタレーションにて、アークテリクスの世界観を体験できます。
会場内に並ぶ100点以上あるプロダクトはまさに圧巻の一言。アークテリクスに興味がある人ならば、行ってみた方がいいおすすめのイベントです。ブランドパーパスである「LEAVE IT BETTER(この世界を、より美しく。)」のテーマのもと、アークテリクスの歴史、世界観、デザイン哲学、そしてブランド哲学が感じられます。
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