2016年はミドルクラスの価格帯で良作が数多く発表されました。中でも30万円を切るプライスレンジはデザインが幅広く、時計選びを楽しむという点で非常に狙い目です。今回は個性派ウオッチ4本を装着インプレッションと共に取り上げます。
ブランドの世界観を身に纏う喜びが得られる
個性派ウオッチが個性派である所以は、ブランドの世界観がわかりやすくデザインされているから。ひと目見たら忘れられないインパクトは、人とは違った時計を身に付けたい人、2ndウオッチとして冒険をしたい人向けだと言えるでしょう。
新展開を大いに予感させる装飾インデックス
2015年からグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレが手がけた新たなモチーフをインデックスに採用。緻密なギョシェ装飾が施された文字盤にBee、Heart、Starが踊るユニークなデザインが特徴です。
懐中時計に通じる意匠を備えた古典
懐中時計から腕時計へと本格的に切り替わる時代のスタイルを表現した一本。裏蓋に開閉式のハンタータイプを採用し、ラグはワイヤー溶接を彷彿とさせる形状に。ケースも懐中時計モチーフらしく、直径45mmの大型サイズとなっています。
名機の伝統を継承した防水時計の限定版
1953年誕生の名機「ゾディアック シーウルフ」の伝統を今に伝える世界限定82本の特別仕様。ケース素材には、経年変化が楽しめるブロンズを採用。クロノメーター仕様の自動巻きムーブメントを搭載した本格派です。
作り込まれた外装にグレーカラーを採用
時計業界を渡り歩いてきたデザイナーのディートリッヒ氏が創業した、新進気鋭ブランドの最新作。グレーPVD処理を施したSSケースに、マイクロビーズブラスト研磨を施し、独特の表情を作り上げています。文字盤に24時間計を備えている点にこだわりを感じます。
超古典からミッドセンチュリー、そして全くの新発想と、それぞれに個性が際立つデザイン。これらを身に着ければ、視線を集めることは間違いありません。