有名ブランドやセレクトショップによるコラボモデルがトレンドになったり、名作スニーカーの復刻が相次ぐなど、再び大きな賑わいを見せているスニーカー市場。GetNavi webでも、そんな活況に合わせてさまざまなモデルを紹介してきましたが、ここ1年は特に目を見張るスニーカーが多かったように思います。そこで今回は、“スニーカーマニア”の異名を持つ本間 新さんに、この1年で特に印象に残っているスニーカーをピックアップしてもらいました。
<1足目>
単調になりがちな夏コーデのスパイスに! ピッペンが愛用した名作「エアモアアップテンポ」が復刻
マイケル・ジョーダンと共にシカゴ・ブルズの黄金時代を築いた名プレイヤー、スコッティー・ピッペン。その彼の足元を支えた名作、「ナイキ(NIKE)」の「エア モア アップテンポ(AIR MORE UPTEMPO)」が復刻されました。オリジナルモデルが発売されたのは1996年。当時、サイドの大胆な“AIR”のデザインが絶大な支持を得て、ストリートでも大流行したモデルです。
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本モデル最大の特徴といえるのは、やはりアッパー全面を覆うように配された“AIR”の文字でしょう! ホワイトのスムースレザーとデュラバック(合成革)の二重構造は立体感があって、インパクト抜群。
ソールはフロント、ヒール、ヒール中央部と3か所それぞれにエア圧の違ったエアを組み込んだ「トリプルエア」を搭載しています。まさに当時のナイキの最新ソール技術を結集させたモデルといえます。
ボリューミーなアッパーを備えているので、フィット感は極めて高め。王道のソックタイプに近い履き心地です。ソールはトリプルエアを搭載しているだけあり、足が地面に設置した瞬間から蹴り出すまでの動作をスムーズにサポートしてくれます。
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2016年にブレイクしたスニーカーといえばやっぱりこれ! 特に日本未発売のブラック×ホワイトは、コレクションの炎に油を注いだ結果となりました。インスタグラムやツイッターでは“モアテン”の愛称で親しまれ、多くのスニーカーファンが写真をアップしています。発売が噂されている、同モデルのブラック×リフレクターもそろそろ詳細が見えて来くるはずなので、要チェックですね!
<2足目>
VANSのド定番がスリッポンに! 3つの履き方ができて財布にも足にも優しい
「ヴァンズ(VANS)」の「スケートハイ(SK8-HI)」は、ヴァンズのクラシックラインの代表モデル。1978年に登場し、サイドのサーフラインが印象的なオールドスクールと同じ頃にリリースされたハイカットモデルです。ここで紹介する「サスクワァッチファブリックス(Sasquatchfabrix.)」×ヴァンズのコラボモデルでは、靴紐のないスリッポン仕様にアレンジ。ここまでインパクトの強い別注はいままでになかったのではないでしょうか。
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甲の部分にゴムを施した、サスクワァッチファブリクスを代表する手法を採用。スケートハイにサスクワァッチファブリクスのエッセンスが加わることで、まったく新しいスケートハイが誕生しました。靴紐なしではもちろんのこと、長さの異なるシューレースが2本付属しているため、3WAYで履き方を楽しむこともできます。
ソールはヴァンズ定番のバルカナイズドソールでしなやか作り。アウトソールは2種類のトラッドパターンをつま先・甲・かかとの3か所で使い分け、グリップ力を高めています。
インソールには、サスクワァッチファブリクスとヴァンズのブランドロゴとアイコンがプリントによって刻まれています。ヒールのパッチにはアッパーと同色のヴァンズのロゴとアイコンプリントが入ります。
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サスクワァッチファブリックスは、まさに2016年のトレンドのひとつだったと言えます。春に「ビームス(BEAMS)」とコラボした本作が登場したと思ったら、夏にはN.Y.発の「シュプリーム(SUPREME」)とのコラボモデルも発売されましたし。ワタクシは本作はもちろん、シュプリームとのコラボの方もしっかり確保しました。来年も期待しています!
<3足目>
Pumaの「CLYDE」にXLARGE®とmitaのアイデンティティを注入! ディテールにもこだわりが見える究極の一足
1980年代のオールドスクールヒップホップシーンやスケートシーンとリンクしながらファッションアイコンに多大な影響を与えたクライドは、世界中のスニーカーヘッズに愛され続けています。そんな同モデルをベースに、L.A.発のストリートブランド「エクストララージ(XLARGE®)」がブランド創立25周年を記念して、「プーマ(PUMA)」と「ミタスニーカーズ(mita sneakers)」とのトリプルコラボと相なったわけです。
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アッパーの素材は上質なスウェードですが、注目すべきはそのカラーリング。ビースティボーイズ(Beastie Boys)のアダムホロヴィッツが、1992年に発表された音源「チェックユアヘッド」のヴァイナルジャケット上で着用していたスウェードのカラーリングを採用しています。
カップインソールにはエクストララージとミタスニーカーズのロゴマークが。クラシックなグラフィックと共に描かれ、エクスクルーシブモデルならではのこだわりが詰め込まれています。
1970年代に生産されていた、ユーゴスラビア製のクライドに見られるシュータンラベルを再現。さらに、本来はシュータンの裏面に”MADE IN YUGOSLAVIA”の文字が入るのですが、今作ではコラボ相手であるエクストララージ(左足)とミタスニーカーズ(右足)のロゴが入っています。
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エクストララージがブランド創立25周年を記念したコラボモデルだったわけですが、そのベースにプーマの「クライド(CLYDE)」を選ぶあたりがシブイ! さらに、ビースティ・ボーイズをオマージュしたカラーリングも垂涎ものです。 他にもクライドは、2016年後半から様々なブランドとのコラボを連発。2017年も目が離せないモデルであることは間違いないでしょう!
<4足目>
11月12日に「エア フォース 1」争奪戦が勃発!? 噂が絶えなかったスペシャルモデルがNikeLabから登場
つねに変化を遂げてスニーカーファンを魅了し続ける「ナイキ(NIKE)」の 「エア フォース 1(AIR FORCE 1)」。その最新作となる「スペシャルフィールド エア フォース 1(SPECIAL FIELD AIR FORCE 1)」のが11月12日に発売されました!
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1982年に登場して以来、時代を超えて愛されてきた名作。アメリカ大統領専用機の「Air Force One」にちなんで名付けられた「Nike Air」を搭載した、初めてのバスケットボールシューズです。アッパーにはプレミアムなレザーとバリスティクナイロンのコンビネーション、さらに調整可能なアンクルストラップが採用されています。
また、シュータンの部分にはポケットが備えられていて小物の収納も可能です。今回のモデルは特別にバッグもセットに。バッグのハンドルは取り外してスニーカーのアクセサリーとしても使えちゃうんです。これはマジでカッコいい!
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エア フォース 1のさらなる進化を見せつけた傑作です。ミリタリーモチーフのバッグとセットで、しかもそのハンドルがシューズストラップにも使えちゃうっていうんですからね。このギア感がハンパない発想が、ワタクシの心に刺さりました。違う時期にバッグなしのシューズのみバージョンも発売されましたが、こちらも即完売。2017年には、ぜひニューカラーを発売してほしいですね!
<5足目>
アディダス×エイプの「カプセルコレクション」がついに明日発売! スリーストライプスとカモ柄の融合で話題沸騰!!
ストリートを象徴する2つのブランド「アディダス オリジナルス(adidas Originals)」と「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE®)」。この両ブランドのコラボレーションによって誕生した「adidas Originals by BAPE®」が、11月26日に発売されました。
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今回発表されたアイテムはフットウェア、ダウンジャケット、トラックジャケットの3アイテム。いずれも、ア ベイシング エイプのカモフラージュ柄とアディダスのスリーストライプスが共存した、ユニークなデザインが特徴で、国内でリリースが発表される前から世界中では大きな話題に。
フットウェアからは、アディダス オリジナルスのアイテムのなかでも大人気なハイブリッドスニーカー「NMD」が登場。偉大なストリートウェアには欠かせない話題性や情熱といった本質を反映しつつ、2パターンのエイプオリジナルカモフラージュ柄によって、 進化し続ける両ブランドのアイデンティティをより強固に表現しています。
【この記事を選んだ理由は?】
アディダス オリジナルスのNMDは、ただでさえ即完売の大人気なモデル。さらにエイプのベイプカモ柄バージョンが出るとなれば、どれだけカッコよくて手に入れづらいんだってことですよね。 夏にはファレルのシューマンレースモデルもありましたし、2016年はNMDが豊作な一年でした。2017年もこの勢いはつづくでしょうから、次はどんなタッグが見られるかとても楽しみです!