サムスンの次期三つ折りスマホ「Galaxy G Fold」、日本にはしばらく来ない!?

ink_pen 2025/5/27
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サムスンの次期三つ折りスマホ「Galaxy G Fold」、日本にはしばらく来ない!?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンが準備中と噂されている三つ折りスマートフォン「Galaxy G Fold」について、発売時期や地域、価格に関する新たな情報が伝えられています。

↑サムスンの三つ折りスマホ「Galaxy G Fold」はまず中国と韓国でテストか

 

著名リーカーのYogesh Brar氏によると、Galaxy G Foldは2025年第3四半期(7月初め〜9月末)に発売される予定で、販売地域は韓国と中国の2か国に限定されるとのこと。これは、昨年のハイエンド折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold SE」と同様の展開になります。

 

こうした予想は、GSAMデータベースの情報や、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストであるRoss Young氏の見解とも一致しています。少なくとも発売直後は米国や日本では入手が難しい可能性が高まっています。

 

さらに、本製品は「数量限定」での販売となるそう。価格は3000ドル〜3500ドル(約43万円〜50万円※)になるとみられ、二つ折りスマホ「Galaxy Z Fold6」(約1900ドル)のほぼ2倍近くになります。ただし、中国ファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」も同程度の価格であったことから、これ以上の値下げは現実的ではないと見られます。

※1ドル=約142円で換算(2025年5月27日現在)

 

一見すると残念なニュースのようにも思えますが、サムスンは高価格の新型デバイスを発売する際、まず韓国と中国で投入し、顧客の反応を見たうえで翌年の次期モデルに新技術を反映させるという戦略を取ることがあります。たとえば、Galaxy Z Fold SEで採用された薄型化技術は、グローバル展開される「Galaxy Z Fold7」に生かされるという見方もあります。

 

いずれにしても、Galaxy G Foldが中国と韓国で成功を収め、それをきっかけにサムスン製の三つ折りスマホがグローバル市場に展開されることを期待したいところです。

 

Source: Yogesh Brar

via: Tom’s Guide

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