AIチャットボット「ChatGPT」を提供しているOpenAIは、AIデバイスの開発に向けてスタートアップのioを買収しました。

ioはアップルのデザインチームを率いたジョニー・アイブ氏が共同設立した、AIスタートアップ。OpenAIのサム・アルトマンCEOも2年間にわたりioで開発に携わってきました。
https://www.youtube.com/watch?v=W09bIpc_3ms
OpenAIが公開した動画では、ioのプロトタイプの製品を自宅でテストしたところ、「私はこれを使って生活できています。世界がこれまで目にした中で最もかっこいいテクノロジーになると思います」とアルトマンCEOは述べています。
ウォール・ストリート・ジャーナルが入手した内部情報にいよれば、ioのAIデバイスは「ユーザーの周囲や生活を完全に認識できて、邪魔にならず、ポケットや机の上に置いておくことができる。MacBook ProとiPhoneに続いて机の上に置く第3のコアデバイスになる」とのこと。とすると、かなり革新的な製品になりそうですね。
アナリストのミンチー・クオ氏は、ioのAIデバイスは「iPod Shuffleのようにコンパクトでエレガント」なのだそう。スマートフォンやコンピューターと接続することができますが、iPod Shuffleとは異なり、画面は搭載されません。音声制御用のマイクと、ユーザーの周囲の状況を分析できるカメラが搭載され、ネックレスのように首にかけることができるようです。
現時点ではまだ詳細がわからない、ioのAIデバイス。いよいよiPhoneのような革新的な製品が登場するのでしょうか? 今後の進展に期待です。