Googleは次期「Pixel 10」シリーズにおいて、「Qi2.2」規格に準拠したマグネット式ワイヤレス充電と、それに対応する純正アクセサリー「Pixelsnap」シリーズを発売する予定だと報じられています。

Android情報サイトの Android Authority は、小売店向けに作成された「信頼できるマーケティング資料」に基づき、この情報を発信。Googleはこれらの製品を「Pixelsnap」としてブランド化し、少なくとも三つのアクセサリーを開発中とのことです。
その製品名と推測される内容は以下の通りです。
- Pixelsnap Charger: AppleのMagSafeのようなマグネット式ワイヤレス充電器
- Pixelsnap Charger with Stand: 充電器とスタンドが一体化したアクセサリー
- Pixelsnap Ring Stand: スマートフォンを立てかけることができるリング型スタンド
さらに調査を進めた結果、貿易データベースでワイヤレス充電器(コード名「STN4」)の存在が確認されたとのこと。この充電器は黒と白の2種類があり、Qi 2.2とMagnetic Power Profile(MPP)に対応しています。また、最大60Wのワイヤレス充電が可能なチップ(ConvenientPower CPS4041)が搭載されることも判明しました。
このPixelsnapプロジェクトがPixel 10と関連していることは、Googleの内部情報源から確認されたそう。つまり、Pixel 10は最大60Wの充電ができる可能性もありますが、充電速度はスマホ側で制御するため、それを実現するかどうかはGoogle次第となります。
一方、Pixel 10では「Hub Mode」(ハブモード)という新機能も開発中と言われています。このマグネット機能と組み合わせることで、充電中にPixel 10を小型のスマートディスプレイに変えることができるのかもしれません。ちなみに、こうした機能はすでにiPhoneがスタンバイモードとして実現済みです。
ただし、Pixel 10シリーズは本体に磁石を内蔵せず、マグネット式アクセサリーを使うにはGoogle純正またはサードパーティ製のQi2対応ケースを装着する必要があるとの 噂も……。いずれにせよ、現行のPixel 9シリーズよりも便利になりそうです。
Source: Android Authority