Androidの標準QRコードスキャナーが、約1年ぶりにデザインを刷新し、片手で操作しやすくなる見通しです。

米メディアAndroid Authorityによると、Googleはすでにこの新デザイン版アプリの展開を開始しているとのことです。
新しいUIでは、フラッシュライトボタンやフィードバックボタン(ユーザーが意見や不具合をGoogleに送るためのもの)などの操作ボタンが、画面下部、特に親指が自然に届きやすい位置に再配置されています。また、正方形のビューファインダーが起動する際には、新たなアニメーションも導入されています。
従来のスキャナーでは、閉じるボタンやフラッシュ、フィードバックなどの操作系が画面の上部に配置されていましたが、今回のアップデートによりそれらが下部に集約され、写真からQRコードを読み取る機能などにも指が届きやすくなっています。
この刷新は、実は2025年5月のGoogle Playサービスのアップデート内で予告されていました。ただし、2025年7月現在ではすべてのユーザーに一斉に提供されているわけではなく、段階的に配信されている状況です。
なお、カメラアプリからでもQRコードの読み取りは可能ですが、専用のQRコードスキャナーであれば、ライトを点灯させたり、端末内に保存されている画像(スクリーンショットや写真)に含まれるQRコードを手軽に読み取れる利点があります。
もっとも、正体不明のQRコードには詐欺リンクが仕込まれている危険性もあるため、偽サイトへの誘導ではないかどうか、事前にしっかり確認することをおすすめします。
Source:Android Authority