製品名やメーカーは不明ですが、Galaxy S25 Ultra並みの薄さ(約8.5mm未満)を実現しながら、10000mAhもの大容量バッテリーを搭載したミッドレンジ(中価格帯)スマートフォンが、2026年初頭にテスト運用に入るとの噂が報じられています。

これは、信頼性の高い中国のリーカーである数码闲聊站(Digital Chat Station)氏が明らかにしたものです。すでに中国ブランドのミッドレンジスマホ「HONOR Power」は、新技術であるシリコンカーボンバッテリーにより8000mAhものバッテリー容量を実現しています。一方で、アップルやサムスンのフラッグシップモデルは、いまだに5000mAh台にとどまっています。
このシリコンカーボンバッテリーについては、容量をこれ以上増やすのが難しいとの見方もありましたが、今回の同氏の発言は各メーカーがその限界を突破しようと取り組んでいることを示唆しているようです。
実際にRealmeは、10000mAhの超大容量バッテリーを搭載しながら、厚さ約8.5mm・重さ約215gというコンセプトモデル(研究・展示目的の試作機)をすでに発表しています。
とはいえ、バッテリー容量が大きければ持続時間も長いとは限りません。たとえば、サムスンのGalaxy Z Fold7は前モデルと同じ4400mAhバッテリーを搭載していますが、持続時間については非常に高評価を得ています。
一方でシリコンカーボンバッテリーは、経年劣化の早さや寿命の短さといった弱点も指摘されています。とくに何年にもわたって同じ端末を使い続けるユーザーにとっては、従来型バッテリーの方が安定して長く使用できるかもしれません。
こうした弱点が克服されれば、いずれはアップルやサムスンのフラッグシップモデルにも、シリコンカーボンバッテリーが採用される可能性があると言えるでしょう。
Source: Weibo
via: PhoneArena