中国ブランドのスマートフォンは、バッテリー容量の限界を次々と更新しています。すでに6000mAhを搭載する機種も珍しくなく、Honor Powerは8000mAhもの大容量を誇ります。参考までに、iPhone 16 Pro Maxのバッテリー容量は約4685mAh、Galaxy S25 Ultraは5000mAhのリチウムイオンバッテリーを採用しています。

そんな中、Xiaomiが8500〜9000mAhのバッテリーを搭載したRedmiスマートフォンをテスト中だと報じられています。
この情報は、中国の著名リーカーである数码闲聊站(Digital Chat Station)氏がWeiboで明らかにしたものです。Xiaomiは自社開発バッテリーを採用し、充電サイクル寿命(バッテリー容量100%相当の充電回数)を犠牲にすることなく容量を拡大しているとのことです。
さらに、「テスト中のスマホ本体は厚さが約8.5mmに抑えられている」という興味深い情報もあります。これは過去の一般的なRedmiシリーズとほぼ同等のスリムさであり、にも関わらずバッテリー容量は現行モデルで最大容量を誇るRedmi Turbo 4 Proの7550mAhを上回っています。
一方、Honorは10000mAhバッテリーを搭載する「Honor Power 2」を近日中に発売すると噂されており、中国ブランド間での大容量競争はさらに激化しそうです。
もっとも、iPhone 16 Pro MaxやGalaxy S25 Ultraといったハイエンド機種は、限られた容量ながら優れた電力管理で長時間駆動を実現しており、必ずしもバッテリー容量の大きさだけがすべてではありません。今後も性能・重量・バッテリー持ちのバランスに優れたスマートフォンの登場が期待されます。
Source: Weibo
via: GSMArena