現代のAndroidスマートフォンは、大型で120Hz対応のディスプレイや高性能プロセッサー、AI機能を備えており、いずれもバッテリーを激しく消費します。そのため、省電力設定の重要性はこれまで以上に高まっています。

米テック系サイトのBGRは、バッテリー持続時間を延ばしつつユーザー体験を損なわないための14の設定・対策を紹介しています。
- Always On Display(常時表示)をオフにする: 画面が常に点灯しているためバッテリー消費が大きい。設定でオフにして節電する。
- 画面の明るさと画面オフまでの時間を調整する: 明るすぎる画面は大きな消費源。自動調光を使ったり、画面消灯時間を短めに設定する。
- 最新のソフトウェアアップデートを適用する: 古いOSは不具合や非効率により電池消耗が増えることがある。こまめに更新を。
- バッテリー管理機能「Adaptive Battery」を有効にする: あまり使わないアプリのバックグラウンド動作を制限し、動作を最適化する。
- ダークモードを使う: 特に有機ELディスプレイ搭載モデルで効果大。黒色が多いほど消費電力を抑えられる。
- 省電力モードを活用する: バックグラウンド処理の制限や画面輝度の低減などを一括で調整できる。
- バックグラウンドアプリの更新を停止する: 使っていないアプリが裏で動き続けないよう、通信を制限する。
- 画面のリフレッシュレートを下げる: 高リフレッシュレートは滑らかだが消費電力が大きい。60Hzなどに下げるとよい。
- Googleアシスタントの「Hey Google」検出をオフにする: 常にマイクが待機しているため電力を消費する。不要ならオフに。
- 通知の数を減らす: 通知受信時に画面が点灯するたび電力を消費する。必要なアプリだけに絞る。
- バッテリーを完全放電しない: リチウムイオン電池の劣化防止のため、充電は50〜80%の範囲で維持する。
- 電力消費の激しいアプリを特定する: 設定の「バッテリーユース」で消費が大きいアプリを見つけ、停止またはアンインストールする。
- 極端な温度を避ける: 高温や低温はバッテリー劣化を早める。直射日光や車内放置を避ける。
- 折りたたみスマホはカバー(外側)画面を多用する: 広いメイン画面は消費が大きいため、通知チェックなどは小さいカバー画面で行う。
これらすべてを行うのは手間がかかりますが、自分の使い方に応じて心がけることで、バッテリーの持続時間を延ばすことができます。
Source: BGR