EcoFlow Technology Japanが、ポータブル電源や走行充電器などを一挙に5製品発表しました。
片手で持てる、世界最小・最軽量クラスのポータブル電源
「DELTA 3 1000 Air」は1000Whクラスの容量を搭載する製品としては、世界最小・最軽量をうたったポータブル電源。960Whの容量で、本体サイズは220×223×263mm、重さは約10kgに抑えられています。本体には握りやすいハンドルも付いており、片手で持ち運びできます。

定格出力は500Wで、定格出力を超える高出力の製品を駆動させるための独自技術「X-Boost機能」を使えば最大800Wの出力が可能。冷蔵庫のほか、小型であれば電気ケトルやドライヤーも使用できるとしています。
安全性にも配慮しており、バッテリーセルを本体に直接内蔵する「CTC(セル・トゥ・シャーシ)」構造により、高い耐震性を備えています。加えて、耐火性の高い素材を外装に採用。過電圧や過負荷、過熱などに対する7つの保護機能も搭載しています。
11月6日から予約を開始し、11月15日に発売します。希望小売価格は87,700円(税込)です。
DELTA 3 Ultra Plus/DELTA 3 Ultraは大容量・高出力のハイエンドモデル
「DELTA 3 Ultra Plus」および「DELTA 3 Ultra」は、家庭用の蓄電池としても活用できる大容量のポータブル電源です。両製品ともに定格出力は3000W、X-Boostで最大6000Wの出力が可能。容量は3072Whとなっています。重さはDELTA 3 Ultra Plusが約33.7kg、DELTA 3 Ultraが約32.7kgありますが、キャスターとハンドルが搭載されているため、一人でも製品を移動させやすいです。

DELTA 3 Ultra Plusは、施工で市販の切り替え分電盤と接続すれば、簡易的な家庭用蓄電池として活用できるとのこと。コンセントから蓄えた電力を利用できるうえに、停電時にも普段通り電力を供給できます。
また、最大1600Wのソーラー充電と1000Wの走行充電に対応し、ソーラー充電での充電時間は最短2.4時間を実現しています。
DELTA 3 Ultraは、基本性能は上位のDELTA 3 Ultra Plusと同等。大きな違いは、上位モデルだと別売りのバッテリーとケーブル接続で最大11264Whの容量増設ができますが、DELTA 3 Ultraはこの容量増設に対応していません。
発売は11月6日で、希望小売価格はDELTA 3 Ultra Plusが369,800円(税込)、DELTA 3 Ultraが349,800円(税込)です。
クルマの電力を活用した高出力な充電器
クルマを運転しながらポータブル電源を急速充電できる走行充電器「Alternator Charger Plus 1000」「Alternator Charger 600」も登場しました。

Alternator Chargerは、走行中やアイドリング中に発生する電力を活用した充電器。車のバッテリーに蓄えられた電力の余剰分を、DC-DCコンバーターを通じて昇圧して、ポータブル電源を充電します。
Alternator Charger Plus 1000は最大1000Wの出力が可能な製品。1時間の運転で約1000Whの充電ができます。また、最大300Wのソーラー入力機能を備えており、ソーラーパネルからの電力も充電に活用できます。
ポータブル電源から車載バッテリーに電力を供給する「逆充電モード」も搭載。バッテリー上がり対策につながります。
Alternator Charger 600は、最大出力600Wのモデル。最大出力を抑えているために、より幅広い車種に対応しています。
Alternator Charger Plus 1000の希望小売価格は99,000円(税込)、Alternator Charger 600は70,000円(税込)です。
