Google Pixelスマートフォンの全モデルで、システムの性能が12月のAndroid 16 QPR2アップデートにより向上したと報じられています。

大手掲示板のRedditでは、Pixel 10ユーザーから「アップデート後に動作が速く感じられる」「アプリの起動アニメーションが以前より滑らかになった」「端末がより低温で動作するようになった」といった報告が相次いでいます。
特に、世代別CMC(Concurrent Mark-Compact)ガベージコレクターの導入によりCPU使用率が低減し、不要な一時データが減少。これにより動作が滑らかになり、バッテリー持続時間の向上も期待できます。この改善はPixelスマホ全モデルに適用され、Pixel 10シリーズだけに限定されない見込みです。
実際、3DMarkのWild Life Stress TestでPixel 8aのGPUスコアが7255から8007に上昇したスクリーンショットが公開されています。またPixel 10では、GeekbenchのOpenCLスコアが3063から4061に向上しているそう。
一方、Pixel 10のTensor G5チップに搭載された新型PowerVR GPUのドライバーは今回更新されていません。このGPUはゲーム性能が振るわず、動作の引っかかりやカクつきに不満が寄せられていましたが、今回のアップデートでは改善が見られなかったようです。
ただし、GoogleはGPUドライバーの更新を公式に約束しています。今後のアップデートに期待したいところです。
Source: Reddit
via: Android Police