サムスンの次期フラッグシップ最上位モデル「Galaxy S26 Ultra」は、一部地域で自前チップ「Exynos」を搭載すると噂されていました。

しかし最近、米連邦通信委員会(FCC)の認証データベースから見つかった資料により、すべての国や地域でクアルコム製Snapdragon 8 Elite Gen 5が搭載される可能性が高まりました。
認証文書にはSM-S948B、SM-S948B/DS、SM-S948U、SM-S948U1といった複数のバリエーションが含まれています。末尾の「U」は米国向け、「B」は米国以外の国際向けモデルを指します。また、この文書にはGalaxy S26 Ultraと明記されてはいませんが、Galaxy S25 Ultraの型番が「SM-S938B/U」であったため、後継モデルである可能性が高いとみられます。
これら全モデルにおいて、地域をまたいで単一のチップセットが採用されていることが確認できます。その型番「SM8850」はSnapdragon 8 Elite Gen 5のこと。ただし、これは標準版ではなく、過去のサムスン機で見られた「For Galaxy」版のオーバークロックモデルである可能性も考えられます。
FCCの文書には、同チップがクアルコムのSmart Transmit Plus(Snapdragon 8 Elite Gen 5に搭載されるX85モデムに限定されたアップリンク強化技術)をサポートすることも記載されており、トリプルバンドWi-Fi 7、5G、NFC、UWBといった通信規格も認証済みです。
Galaxy S26シリーズは2026年初頭に発表される見通し。UltraモデルはSnapdragonに統一される一方、標準モデルとPlusモデルの韓国版はExynos 2600を搭載することが有力視されています。
Source: The Tech Outlook
via: Android Authority