分解修理業者のiFixitは、ガジェット修理アプリ「iFixit」を発表しました。

iFixitはiOSやAndroidといったモバイル端末で、すべての修理ガイドを閲覧することができます。さらに、修理の進行状況を管理する「ワークベンチ」や、バッテリーの寿命予測機能、そしてAI修理アシスタント「FixBot」も搭載されています。
アプリではiPhoneのバッテリーをリアルタイムで監視し、時間の経過とともにバッテリーがどのように劣化していくかをグラフで表示できます。このグラフにより、バッテリー交換が必要になる時期を事前に把握することが可能。
FixBotは、ユーザーがテキストや音声でトラブルの状況を説明すると、診断と修理の手助けをしてくれます。回答は音声で聞くことができるほか、画像を診断してもらうこともできます。FixBotは、iFixitコミュニティで生まれた数百万件の成功事例に基づいてトレーニングされているとのこと。
さらに、iFixitから直接修理パーツを購入することもできます。購入前には、アプリがデバイスとの互換性を自動でチェックしてくれます。
iFixitは2015年まで修理アプリを提供していましたが、同社が「Apple TV」の開発者キットを分解・公開したことから、App Storeからアプリが削除されました。今回のアプリは、分解業者だけでなく素人がガジェットを修理する手助けになってくれそうです。