アップルは「折りたたみiPhone」を大量に生産してシェアの獲得を狙っていると報じられています。

韓国語メディアのET Newsによれば、アップルはサムスンディスプレイに対して、折りたたみiPhone向けに2200万枚の有機ELディスプレイを発注したとのこと。これは、ディスプレイ業界の予測を大幅に上回るものです。
また、これにより折りたたみiPhoneの生産目標が1000万台程度になると言われています。
折りたたみiPhoneは5.35インチの外側ディスプレイと、7.58インチの内側ディスプレイを搭載した横開き(ブックスタイル)の形状になります。画面のシワを最小限に抑えるために、高度なヒンジ設計と特殊なディスプレイ素材を採用。フロントカメラは画面下に搭載され、パンチホールや目に見えるカメラの切り欠きはなくなる見通しです。
このように折りたたみiPhoneが大量に生産されることで、2026年の初年度から折りたたみスマートフォン市場の「台数シェアで22%以上」「市場シェアで34%」を獲得すると、調査会社のIDCが報告しています。
「アップル初の折りたたみiPhoneの発売は、折りたたみセグメントにとって転換点となる」とIDCは予測。また、2026年1月に発売予定のサムスンの3つ折りスマホ「Galaxy Z Trifold」も含めて、2026年の折りたたみスマホ市場は30%成長すると同社はみています。
アップルが折りたたみiPhoneを投入すれば、これまで興味がなかったユーザーも折りたたみスマホが気になるはず。スマホ業界全体がそのインパクトに注目しています。