中国を拠点とする携帯ゲーミングデバイスブランド「AYANEO」は、初のスマートフォン「Pocket Play」を発表しました。スライド式の物理コントローラーを備えており、厚みのあるスマホから携帯ゲーム機に変形する機構は、往年のXperia Play(ソニー)を彷彿とさせます。

本製品は、ディスプレイ部分を上方向にスライドすると、十字キーやABXYボタン、スタート・セレクト相当のボタン、LRボタンなどが現れる構造。左右にはタッチパッドが配置されており、仮想アナログスティックとして割り当てたり、カスタム入力をマッピングしたりすることが可能とされています。
ソフトウェア面ではAndroidベースのOSを搭載し、モバイルゲームだけでなくクラウドゲーミングにも対応。スライド時には物理ボタン操作、非スライド時にはタッチ画面操作が可能で、AYANEOがこれまで培ってきた携帯ゲーム機のノウハウを生かした設計となっています。
それ以上の具体的な仕様については、現時点ではまだ明らかにされていません。ただし、本体には拡張ストレージの存在を示唆するスロットが確認されています。
AYANEOは、Pocket Playを近日中にKickstarterでクラウドファンディングとして展開する予定ですが、価格についてはまだ公表されていません。これまでAYANEOのPocketシリーズは、国内代理店「天空」を通じて販売されてきましたが、本製品に関する公式なコメントはまだ出ていません。今後の続報に注目したいところです。
Source: AYANEO(YouTube)
via: Engadget