Googleの最新フラッグシップ機・Pixel 10シリーズのバッテリー持続時間に関するユーザーの評価に顕著なバラツキがあると報じられています。

Android情報サイト・Android Authorityが実施した読者アンケートでは、約33%がバッテリー持ちを「素晴らしい」と評価し、丸一日問題なく使えると回答。さらに約30%が「平均的」と答えており、全体の6割強はおおむね肯定的な印象を持っていることになります。
その一方、3分の1以上のユーザーは不満を抱いている模様。内訳を見ると、21%が「不安定」、つまり良い日もあれば悪い日もあると感じており、さらに15%は「はっきりと悪い」と評価しています。
Android Authority編集部のメンバーの1人もこの「不安定」と感じる層に含まれるそう。「自宅でWi-Fiに接続し、似たようなアプリを使って同じような一日を過ごしていても、バッテリー消費量が大きく変わることがあります」とコメントしています。
こうしたムラのあるバッテリー挙動について、現時点で明確な原因は特定されていません。Pixel 10の標準モデルは比較的安定しているものの、一部のPixel 10 Pro XLでは4G通信が異常なほど電力を消費するケースがあり、特に電波状況が不安定な環境で顕著と指摘されています。
Googleのスマートフォンは、これまでも同様のバッテリー関連の課題を抱えてきました。2026年に登場すると見られる「Pixel 11」シリーズでは、こうした問題の改善を期待したいところです。
Source: Android Authority