先日、レノボがローラブル(巻き取り式)ディスプレイを搭載したゲーミングノートPCを開発中という噂が流れました。ディスプレイが横方向に拡張され、携帯性を保ちながらウルトラワイドなゲーミング体験が可能になるというものです。

その後、この新型PC「Legion Pro Rollable」のハードウェア仕様が明らかになり、非常にパワフルな構成になる可能性が浮上しています。
Windows Latestによると、Legion Pro Rollableは世界的な家電見本市「CES 2026」でコンセプトモデルとして発表される予定とのこと。ベースとなるのはハイエンドゲーミングPC「Legion Pro 7i」で、高性能なCore Ultra 9クラスのCPUとGeForce RTX 5090 GPUを搭載すると伝えられています。
最大の特徴は、巻き取り式の「PureSight OLED」ディスプレイ。通常は16インチですが、ボタン操作によって21.5インチ(Tactical Mode)や24インチ(Arena Mode)まで拡張できると言います。
ディスプレイはデュアルモーターにより両側から均等に展開され、シワや振動を抑えながらスムーズに動作する設計です。さらに、低摩擦素材を採用することで耐久性の向上も図られている模様。
レノボは、プロeスポーツ選手のトレーニング用途など、持ち運び可能なウルトラワイド環境を主なターゲットにしているようです。そのほか、AI Engine+など、複数のゲーム向けAI機能も備えると報じられています。
レノボはすでに縦方向に画面が伸びるノートPC「ThinkBook Plus Gen 6 Rollable AI PC」を発売しています。このモデルは約3500ドル(約55万円※)という高額製品であり、Legion Pro Rollableも同様に、一般ユーザーには手が届きにくい価格帯になる可能性がありそうです。
※1ドル=約156円で換算(2025年12月24日現在)
Source: Windows Latest
via: Gizmochina