次期Galaxy Z Flip8のバッテリーに一抹の不安。Exynos 2600の外部モデム採用が明らかに

ink_pen 2025/12/30
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次期Galaxy Z Flip8のバッテリーに一抹の不安。Exynos 2600の外部モデム採用が明らかに
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Samsungの次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズの一部モデルや縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip8」には、自社開発の「Exynos 2600」が搭載される見通しです。

↑バッテリーに一抹の不安。

Exynos 2600はスマホ向けとして初の2nmプロセッサーとされており、高い性能が期待されています。しかし、このチップが外部モデムを採用していることが明らかとなり、バッテリー持続時間への影響を懸念する声も出ています。

この点については、リーカーのErencan Yilmaz氏がXで言及しているほか、韓国メディアのThe Elecも報じています。どうやらExynos 2600は統合型モデムではなく、外付けの「Exynos 5410」モデムを使用しているようです。

さらに、Samsung半導体部門の関係者がAndroid Authorityに対し、この情報が事実であると認めたとも伝えられています。

一般論として、外部モデムはSoCに統合されたモデムよりも電力効率が劣り、モバイル通信時のバッテリー持ちが悪化する可能性があります。

ただし、Exynos 2600は2nmプロセスによる高い省電力性能が見込まれており、モデム自体の製造プロセス次第では、こうしたマイナス要因を相殺できる可能性もあります。

Samsungが外部モデムを採用した背景には、チップサイズを抑えることで製造コストを削減する狙いがあると考えられます。一般に、チップは大型化するほど良品率が下がり、コストが上昇しやすいためです。

なお、日本を含め、Galaxy Z Flip8は全モデルがExynos 2600を搭載するとの予想もあります。Exynos 2600は非常に高性能なチップになると期待されているだけに、十分なバッテリー持続時間と価格面でのバランスにも注目したいところです。


Source: The Elec

via: Android Authority

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