Samsungの次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズの一部モデルや縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip8」には、自社開発の「Exynos 2600」が搭載される見通しです。

Exynos 2600はスマホ向けとして初の2nmプロセッサーとされており、高い性能が期待されています。しかし、このチップが外部モデムを採用していることが明らかとなり、バッテリー持続時間への影響を懸念する声も出ています。
この点については、リーカーのErencan Yilmaz氏がXで言及しているほか、韓国メディアのThe Elecも報じています。どうやらExynos 2600は統合型モデムではなく、外付けの「Exynos 5410」モデムを使用しているようです。
さらに、Samsung半導体部門の関係者がAndroid Authorityに対し、この情報が事実であると認めたとも伝えられています。
一般論として、外部モデムはSoCに統合されたモデムよりも電力効率が劣り、モバイル通信時のバッテリー持ちが悪化する可能性があります。
ただし、Exynos 2600は2nmプロセスによる高い省電力性能が見込まれており、モデム自体の製造プロセス次第では、こうしたマイナス要因を相殺できる可能性もあります。
Samsungが外部モデムを採用した背景には、チップサイズを抑えることで製造コストを削減する狙いがあると考えられます。一般に、チップは大型化するほど良品率が下がり、コストが上昇しやすいためです。
なお、日本を含め、Galaxy Z Flip8は全モデルがExynos 2600を搭載するとの予想もあります。Exynos 2600は非常に高性能なチップになると期待されているだけに、十分なバッテリー持続時間と価格面でのバランスにも注目したいところです。
Source: The Elec
via: Android Authority