Vivo、1万2000mAhのスマホをテスト中! そのからくりとは?

ink_pen 2026/3/1
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Vivo、1万2000mAhのスマホをテスト中! そのからくりとは?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

近年、中国メーカーのスマートフォンは搭載バッテリーを大型化する傾向にあります。その代表格であるVivoが、単一セル設計で1万2000mAhものバッテリーを搭載したスマホをテスト中と報じられています。

↑バッテリーをどんどん大型化(画像提供/Andrey Matveev/Unsplash)。

中国のWeiboを拠点とする著名リーカー、Digital Chat Station氏によると、Vivoは4.53Vの単一セル・シリコンバッテリーを実験しているとのこと。

そのスペックは、定格容量(最小保証容量)で1万mAh、典型値(実測容量)では1万1000〜1万2000mAhに達するといいます。先日、別の中国企業・Tecno Mobileが8000mAh搭載の薄型スマホを発売して話題になりましたが、それをはるかに凌ぐ容量となります。

もっとも、ここ数年で中国メーカーのスマホバッテリー容量は着実に増えており、現在では7000mAh〜8000mAhが一般的になりつつあります。また、HonorとRealmeはすでに1万mAhのセルを搭載した機種を発売しています。

今回のVivoによるバッテリーの大容量化は、以下の3つのアプローチによって実現している模様。

  • 高電圧化: 通常のスマホ(3.7V)を上回る電圧を採用
  • シリコンバッテリーの採用: 従来のリチウムイオン式よりも高容量化が可能
  • 単一セル設計: 通常は複数セルに分けるところを1つに集約

電圧を高くすることでエネルギー密度を向上させ、さらにセルを1つにまとめることで、セル間の保護回路や分離材を削減。これにより、バッテリーの小型化と重量増の抑制を両立させていると考えられます。

同じくシリコンバッテリーを採用した「Honor Power 2」(2026年1月発売)は、1万80mAhの容量でゲーム14時間、動画再生32.5時間という驚異的なスタミナを実現しています

一方、アップルやSamsungのフラッグシップ機は依然として5000mAh前後に留まっていますが、これは製品寿命や安全性を最優先しているためと思われます。今後、シリコンバッテリーなどの新技術が十分に成熟すれば、これらのメーカーもその採用に踏み切るかもしれません。


Source: Gizmochina

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