iPhone 17eが好感触!10万円を切る価格で「期待以上のiPhone」が手に入る

ink_pen 2026/3/20
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iPhone 17eが好感触!10万円を切る価格で「期待以上のiPhone」が手に入る
山本 敦
やまもとあつし
山本 敦

オーディオ・ビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

アップルが3月11日に販売開始した「iPhone 17e」は、標準価格が10万円を切る最新モデルです。筆者は1週間ほど本製品を使用し、iPhone 17ファミリーの中でも信頼のおける「ちょうどいいエントリーモデル」であることを確信しました。

↑アップルが発売した新しいエントリーモデル「iPhone 17e」の新色ソフトピンク。

まず注目したいのは、ストレージ容量256GBのモデルが99,800円(税込)で登場したことです。前世代のiPhone 16eでは、128GBモデルが同価格帯でした。昨今、半導体やメモリーの価格が高騰している中で、ストレージ容量を倍増しながら販売価格を据え置いたことは、これからiPhoneを買い換えたい、あるいは買い換えなければならない既存のiPhoneユーザーに大きな安心感を与えてくれました。

「iPhoneのエントリーモデルが進化しつつ、価格を据え置いた」ことは、アップルと競合するメーカーがこれから発売する新製品の販売価格にも少なからず影響を与えるはずです。

持ち歩くことが楽しくなる「軽さ」と「新色」

毎日使うスマートフォンを選ぶうえで、携帯性の高さは重要な要素です。

iPhone 17eは6.1インチという手になじむサイズ感で、質量はわずか169g。これは現行モデルの中ではiPhone Airに次ぐ軽さです。混雑する電車の中でも、比較的安定した片手操作ができます。

カラーバリエーションには定番のブラックとホワイトのほかに、新色の「ソフトピンク」が誕生しました。サクラ色のような柔らかなピンクは、これまでのiPhoneになかったどことなく和風な色合いです。筆者はおじさんなのでさすがに似合いませんが、このソフトピンクには好感を持っています。

↑6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載。片手で持ちながら軽快に操作できます。
↑iPhone 17eで撮影した写真の表示も自然な発色が魅力的です。

「エントリーモデルは性能もそこそのなのでは?」という心配は不要です。アップルは「スマホはiPhoneひとすじ」で作り続けてきた経験を活かして、上位モデルのパフォーマンスをエントリーモデルにも拡大しながら上手にまとめ上げています。

中核を担うのは、上位のiPhone 17とほぼ同じスペックのAppleシリコン「A19」チップです。また、iPhone 17eにはアップルが独自に設計した「C1X」というモバイル通信モデムも搭載しています。5G対応の高速、かつ安定したモバイル通信を実現するチップは、iPhone 17eの消費電力効率を高めることにも寄与しています。

↑厚さ7.8ミリの本体に上位モデルとほぼ同等のAppleシリコン「A19」を搭載しています。

A19チップは6コアのCPUと、AI演算ユニットのNeural Acceleratorを組み込んだ4コアGPU、さらにAI処理に特化する16コアのNeural Engineを主な構成要素としています。

全体にAI処理性能を引き上げたことで、最新のiOS 26で提供されるApple Intelligence関連の機能もサクサクと動きます。例えば本体側面のアクションボタンにビジュアルインテリジェンス機能を登録しておけば、街中で気になるオブジェや植物、動物などに出会ったときに、ビジュアルインテリジェンスをすばやく起動してiPhoneのカメラでかざすだけで、瞬時に被写体に関連する情報を検索できます。

↑Apple Intelligenceのビジュアルインテリジェンス。カメラで取り込んだ被写体の情報をGoogle検索と連携しながらすばやくサーチします。

安心のバッテリー持ち。MagSafeにも対応した

iPhone 17eを1週間使って、特にバッテリー持ちについて力不足を感じる場面がなかったことも特筆すべきでしょう。

アップルの公称スペックによると、iPhone 16eと同じく、iPhone 17eの連続ビデオ再生は最大26時間です。とはいえ、実際にそんな使い方をする人は少ないと思います。筆者は本機を使用中、朝までにバッテリーをフルチャージし、外出中には音楽やYouTubeを楽しみ、自宅にいる間もSNSやメールを適宜チェックするような“一般的な使い方”を繰り返してきましたが、夜寝る前ぐらいでもだいたい30%前後のバッテリーが残っていました。

一方で、グラフィックスがとても緻密に作り込まれたゲームを30分以上連続してプレイすると、状況は途端に変わります。本体が少し熱を持ち、バッテリーも一気に10〜15%ほど消費します。特に外出時にもiPhone 17eでゲームを長時間遊びたい場合は、モバイルバッテリーを併用すると安心です。

↑ゲーム系のアプリをプレイするとバッテリーが減るスピードが速くなります。モバイルバッテリーの併用がおすすめ。

iPhone 16eからのうれしいアップデートは、MagSafeに対応したことです。iPhone 17eの背面にピタッとマグネットで装着できるカードケースや充電スタンド、モバイルバッテリーなど、さまざまなMagSafeアクセサリーが使えます。iPhone 16eはMagSafe非対応だったので、大きな進化と言えます。

↑ほかのiPhoneに先行対応してきたアイテムも含めて、MagSafeアクセサリーが楽しめるようになります。
↑アップル純正のシリコンケースとクロスボディストラップ。純正ケースと組み合わせて、2点固定のダブルストラップ形式で斜めがけにできます。

さらに、iPhone 17eはキズや落下、水濡れなどに対してとてもタフなスマホです。前面ガラスには最新の「Ceramic Shield 2」が採用されました。前世代のiPhoneと比較して耐擦傷性能が3倍向上しており、ケースを付けずに使っていても細かなキズが付きにくくなっています。また、本体はIP68等級の防塵防水対応です。雨天時の屋外使用、またはキッチンで料理や片付けものをしながらiPhoneを安心して操作できます。

↑アップルは独自の厳密な品質基準に基づく検査のもと、iPhone 17eのタフネスを検証してきました。

シングルレンズのカメラを上手に使いこなしたい

iPhone 17eが搭載する48MP Fusionカメラシステムは、1基のレンズで最大限まで多彩な写真・動画を撮影できるシングルカメラシステムです。画質については文句なしだと筆者は思います。ただし、さすがにズームや接写の表現力は弱めです。

↑シングルレンズのメインカメラ。シンプルな使い勝手が魅力的と言えます。

光学品質の2倍ズーム撮影は、近くにある被写体に迫りたいときに役立ちます。例えばきれいに盛り付けされた料理に至近距離まで寄って写真を撮ろうとすると、照明を背負っている自分の影が被写体に被ってしまうことがあります。この場合は少し離れて、iPhoneの2倍ズームを活用するとよりキレイに撮れます。

↑等倍設定で被写体に接近すると撮影者の影が落ちてしまいます。被写体から少し離れて2倍設定にして撮ると影を避けることができます。

静止画は撮影後にピントの位置や背景のボケ具合を調整できます。「写真」アプリから任意の静止画を開いて「ポートレート」モードに設定すると、画面内をタップした箇所にフォーカスが合わせられます。

しかし、やはり被写体にカメラを近づけて撮るとフォーカスがボケてしまいます。筆者もよく使う「マクロ撮影(接写)」の機能がほしかったと思います。

↑「写真」アプリの新しいポートレート機能。後処理によってフォーカス位置を手前側・奥側から選べます。

eSIMオンリーには要注意

iPhone 17eについて、購入前に確認しておくべきポイントが2点あります。

ひとつはiPhone 16eまで使用できた物理SIMカードに対応していないことです。iPhone 17eはeSIM専用モデルです。現在、物理的なSIMカードを使っている方は、購入時にSIMタイプの変更手続きが必要になります。国内大手通信キャリアを利用している方は、SIMカードからeSIMに切り替える際の手続き方法を確認しておきましょう。

もうひとつはデジタルコネクターの仕様です。最大480Mbpsのデータ転送速度となるUSB 2規格のコネクターなので、外部ディスプレイ機器への映像出力(DisplayPort)に対応していません。iPhone 17eにスマートグラスをつないで楽しみたい方は注意が必要です。

↑デジタルポートはUSB 2対応。有線接続のスマートグラスの映像出力ができません。

iPhone 17eは、16eの頃から評判が良かったシンプルな機能と操作性、軽くコンパクトなハンディサイズであることや、バッテリー持ちの良さ、傷つきにくさなど、エントリーモデルに求められるベーシックな使い心地の良さを実現しているスマートフォンです。MagSafeに対応したことで、今後は同じMagSafe対応のiPhone向けに展開される様々なタイプのアクセサリーが使えることも嬉しいポイントになります。

いまスマホの買い換え(あるいは買い増し)のために10万円前後の予算を組めるのであれば、迷わずiPhone 17eを選ぶべきだと筆者は思います。

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