ニセのイエス・キリストやトランプ元大統領が「認証バッジ」をゲット! ツイッターが大混乱

ink_pen 2022/11/11
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ニセのイエス・キリストやトランプ元大統領が「認証バッジ」をゲット! ツイッターが大混乱
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

ツイッターでは誰もが月額8ドルの有料サービス「Twitter Blue」に課金することで、アカウントの横に表示される「認証バッジ」がもらえるようになっています。以前は「ツイッター社が本人だと確認しました」という事実を示していましたが、今では「お金を払っています」以上の意味はなくなりました。

↑“認証バッジ”とは一体……

 

その新機能がスタートした直後、偽のイエス・キリストやドナルド・トランプ元大統領、さらに偽の任天堂アメリカ法人などが「認証バッジ」を付ける奇妙な現象が巻き起こりました。

 

たとえば「Donald Trump」は、「これがイーロン・マスクの計画が上手くいかない理由だ」とツイート。もちろん本物のトランプ元大統領は、ツイッターアカウントが永久凍結されたままです。

 

また、前からあったパロディアカウントの「Jesus Christ」(イエス・キリスト)も認証を受けることができました。

 

ほか、Nintendo of Americaを名乗る偽アカウントも認証バッジをゲット。任天堂公式サイトの画像をコピーして指の一部を加工しているようですが、およそ2時間ほど生き延びられたようです。

 

NBAのスーパースター選手であるレブロン・ジェームズを騙るアカウントや、PCゲームプラットフォームValveの偽物も認証バッジを付けていたとのこと。これらは「パロディと断らないなりすましはアカウント永久凍結」という新ルールで処分されていようですが、次々と偽物が現れるイタチごっことなっています。

 

ツイッターは一時、すでに認証バッジが付与されていたアカウントに「公式」ラベルを表示しましたが、1日足らずで撤回しています。今後も、認証バッジをめぐる混乱はしばらく続きそうです。

 

Source:The Verge

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