ロストバゲージに入れたAirTag、荷物が正反対の方向に送られていたことを明らかに

ink_pen 2023/1/17
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ロストバゲージに入れたAirTag、荷物が正反対の方向に送られていたことを明らかに
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

アップルの忘れ物タグAirTagは、飛行機の乗客が行方不明となった荷物を取り戻すのに役立ったことが何度も報じられてきました。そして新たに、航空会社が紛失した荷物の問い合わせをしたものの、不誠実な対応をされたことを明らかにしたと伝えられています。

Image:Global News

 

昨年11月、ポール・クリファー氏は妻と一緒にメキシコシティから航空便で帰還した際に、バンクーバー空港に降り立ったときに荷物がなかったとのこと。そこで荷物に入れていたAirTagの場所を調べたところ、4000kmも離れた場所、つまりメキシコシティ国際空港に置かれたままだと分かりました。

 

すぐにクリファー氏はエア・カナダの代理店に連絡を取ると、係員から「追って自宅にお送りします」と確約してくれたそうです。が、3日経っても進展はなく、「メキシコシティにメモを送る以外は何もできない」と告げられたと語っています。

 

その2週間後、クリファー氏はAirTagの位置が確認すると、荷物が移動していることが判明しました。しかし。メキシコシティからカナダに送られるどころか、スペインのマドリード国際空港にあると表示されてショックを受けたとのこと。

 

さらにエア・カナダに連絡を取り続けたものの、結果は出ず。「より重要な問題として扱い、48時間以内に連絡を取る」と言われたが、そんなことは一度もなかったと振り返られています。

 

この報道につき質問されたエア・カナダは、荷物の遅延を遺憾に思い、お客様に大変ご迷惑をおかけしたと謝罪。その上で時間ばかり経ってしまったことを認めて、(金銭の)補償をするとクリファー氏に伝えたことを明かしています。

 

もっとも、クリファー氏の荷物がスペインのマドリードにあると示す画像を見せられ、なぜ荷物を見つけるのを諦めたかと尋ねられたものの、エア・カナダは回答を避けたと報じられています。

 

大切な持ち物を入れたままの荷物が行方知れずになれば。持ち主は不安でたまらなくなってしまうはず。いざという時のためにも、AirTagはスーツケースなどに入れておいた方がいいかもしれません。

 

Source:Global News
via:AppleInsider

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