カージャック未遂犯、マニュアル車が運転できずAirTag付きのキーを盗んだためにスピード逮捕!

ink_pen 2023/3/24
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カージャック未遂犯、マニュアル車が運転できずAirTag付きのキーを盗んだためにスピード逮捕!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

アップルの忘れ物トラッカーAirTagのおかげで、窃盗犯が捕まることは珍しくはありません。が、犯人がマニュアル車をどう運転するか知らずに盗もうとして失敗したあげく、AirTag付きの鍵を持って逃げたために逮捕されたという事件が報じられています。

↑なんともおマヌケな話…

 

米イリノイ州シカゴの地元メディアCWBChicagoによると、犯人のアンドリュー・モラン(25歳)は「このままでは誰かに殺されるから、車を奪わないといけない」と被害者に言ったとのこと。モランが銃を持っていると思った被害者は、車から降りて近くの店から警察に通報したそうです。

 

が、その車アウディA3はマニュアル車でした。モランはスティックシフト(シフトレバーを手動で切り替える)の運転方法を知らなかったため、結局は動かせず。そのうち警察のサイレンが近づくにつれて、諦めて逃げ出したそうです。監視カメラには、カージャック未遂の犯行が記録されていました。

 

その後モランは、シカゴ地下鉄のブルーラインに飛び乗りました。が、警察は被害者の「探す」アプリでAirTagつきの車のキーフォブ(リモコンタイプのスマートキー)を追跡し、アディソン駅で停車中の車内でモランを逮捕したとのこと。他の乗客は、警察が現場に到着したとき、モランがキーフォブを捨てたと証言しています。

 

つまり、今回の犯人は運転もできないマニュアル車を盗もうとして、しかもAirTag付きのカギを持って逃げたばかりに自分の場所を警察に教えてしまったわけです。もしもカギを盗まなかったとしたら、警察も追跡や逮捕には手こずっていたのかもしれません。

 

犯人にとっては二重の不運とヘマが重なったかっこうですが、被害者にとっては二重の幸運に恵まれたといえそうです。

 

Source:CWBChicago
via:9to5Mac

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