ワンタイムコード、バックアップ対応に! アプリ「Google Authenticator」で機種変更の移行も不要

ink_pen 2023/4/26
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ワンタイムコード、バックアップ対応に! アプリ「Google Authenticator」で機種変更の移行も不要
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Googleは、2要素認証アプリ「Google Authenticator」に、ワンタイムコードをGoogleアカウントに安全にバックアップ(クラウドに保存)する機能を追加したことを発表しました。これからは端末を失くした場合もログインできなくなる恐れが減り、機種変更したときの移行作業も不要となります。

google-authenticator
↑画像はGoogleより

 

これまでGoogle Authenticatorのワンタイムコードはすべて端末内に保存されていたため、端末を紛失したり盗難に遭ったりした場合は、2要素認証を設定したサービスにログインできませんでした。Googleも、そうした苦情が「長年にわたってユーザーから寄せられてきた大きなフィードバックの1つ」だったと認めています。

 

今回ワンタイムコードがクラウド上に保存できるようになったことで、その心配がなくなります。またGoogleいわく「ユーザーはロックアウト(アカウントから締め出されること)からの保護が強化され、利便性とセキュリティが向上する」とのこと。

 

つまりiPhoneやAndroidスマホなど複数の端末でワンタイムコードを同期できる上に、新しいデバイスからGoogleアカウントにアクセスするとアラート表示されるなど、怪しいアクセスからも自動的に保護されるというわけです。

 

クラウド保存を有効にするには、Google Authenticatorアプリを最新版にアップデートすること。そしてGoogleアカウントにサインインすると、いつも使っている端末であればワンタイムコードが自動的にバックアップされ、新たな端末であればデータが同期されるようになります。

 

2要素認証アプリは、金融・決済やショッピングなどお金の関わるアプリを保護するために欠かせませんが、一方ではスマホを失うと何もできず復旧も難しいことがネックでした。今後は、より便利かつ安全に使っていけそうです。

 

Source:Google
via:MacRumors

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